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新卒28年目。古巣に戻る

高校を卒業して最初に就職した地元の製造業「株式会社釧路製作所」へ、25年ぶり2度目の仲間として3月から働くことになりました。
1956年創業の釧路製作所は、雄別炭鉱の100%出資子会社としてスタートし、現在は橋梁やプラント事業などを行う歴史ある老舗企業です。
今回わたしは、こちらの会社のDX推進アドバイザーに就任しました。3年間楽しく働かせて頂いた大好きな職場に、今の自分のスキルを持ってまた貢献できるのは大変ありがたいことなので、嬉しさを記しておこうと思います。

高卒事務員としてのスタート

1995年、営業事務員として18歳で入社したのが始まりです。
今のように1人1台パソコンがある時代ではありません。私は手書きで台帳を書いたり、回覧板を持って社内を歩いたり、所長のポケットマネーで3時のおやつを買いに出かけたり、自分の役割が!とか自律と成長!なんかほど遠い働き方をしてましたが、先輩に恵まれたとても楽しい職場でした!

入社式。黄色いスーツが今の私を物語っています(笑)

リクルートスーツとか着ていない(むしろ知らなかった)私。今の私を物語っているような気もしますが、当時から当たり前を疑うのが好きだったようです(笑)

パソコンで本社とやりとり

現社長である羽刕さんは当時総務部の係長でした。伝票入力など唯一外部とつながっているサーバー室で行う作業を「やってみるか?」と、オフコンの操作を教えてくれました。
そのほかにも当時珍しかったWindowsでExcelなど、興味があることはなんでもやらせてもらえた記憶があります。
私はここでExcel関数を覚えました。その知識を活かして次の職場では給与計算の仕組みをつくり業務改善をした楽しさが、のちの一生の仕事となるSEへの原体験であったと思っています。
この頃の失敗談ですが、オフコンで間違ったコマンドを打って全部のデータを同じデータに書き換えてしまい、担当のシステム会社さんと羽刕さんが夜通しでデータの復旧をしてくれたこともあります。今となってはその重大さが分かりますが、当時の私はそこまでと気づいてなかったです。スイマセン

挑戦する企業として実践

当時から若者へのチャレンジに大変寛容だったエピソードが物語るように、釧路製作所は羽刕社長を中心に、「挑戦する企業」を言葉だけではなく「実践する企業」としてどんどんと新しいことを進めています。
その一つが、宇宙ビジネスへの参画です。
皆さんも一度は聞いたことがあるのではと思いますが、北海道大樹町にあるインターステラテクノロジズ株式会社のロケットビジネスへ参画しているのです。その加入エピソードはISTのnoteで詳しく書かれてますので、ぜひこちらをお読みください。

この記事の中でも以下のように、若手のチャレンジを夢物語として扱うのではなく、本気で向き合ってくれています。

羽刕社長
弊社の中川と佐々木(製作グループ製作情報担当係長)が道内における宇宙セミナー(2018年に行われた「宇宙で変わる北海道の未来」という講演)に参加して堀江さんの話を聞き、「釧路製作所として宇宙事業に関わることはできないか」という提案を受けました。「では出資をするのはどうか」ということから始まったんです。

軽やかすぎますね(笑)

そんな企業が自社のDXを進めないわけはありません。
数年前から「社内のシステム化、業務改善をしたい」ということで相談をもらい、kintoneやLINE WORKSの提案を行いました。その後は釧路製作所の内製化でシステム開発を行ったりと進め、ツールも新しいものを取り入れたりと環境は整ってきていました。しかし、業務のかたわらで進めるのだけではなかなかスピード感が出ない。そこで、DX推進を加速するにはどうしたらいいのか、という点をノーステック財団の「地域DX促進活動支援事業を利用し相談。その事業の専門家派遣で私が担当することとなり、一緒に業務整理などについてお話しさせてもらったことを評価され、また私がOGであるため社内風土なども経験・理解していることから、伴走支援を継続するためDX推進アドバイザーに入ることになりました。

DX推進チーム発足!

今回は社内公募で、DX推進チームに手を挙げてくれた若手社員8名と進めていきます!

入社式の時に撮影した時と同じ、えんじ色の社章の前で!

まずはリーダーが選定され、ジョイゾーが提供する「J Camp」を受講。

その際に、「これは現場だけじゃなく、経営陣にも受けてもらいたい!」とリーダーたちからの提言がありました。ボトムアップで経営陣に意見を言える風通しの良さは、DX推進においてかなり大切なこと。経営陣と現場が同じビジョンを描き、やらされている感にならないポイントです!
社長をはじめ経営メンバーがしっかりと受講してくれ、熱量高く取り掛かってくれてます。
この会社は「顧客目線」「熱量」「失敗を恐れない」のマインドを広めていく頼もしい社員に溢れ、私もそのメンバーになれたことを心から嬉しく思っています。
そして、私たちがいつも話すDXを進める上で大切な3つのこと。

J Campで伝えてる大切な3つのこと

これがしっかりと揃っている釧路製作所は、前に進むしかない条件が全て整いましたので、ここから企業のDX、そして地域のDXを牽引する推進企業として加速していきます!

春から働く新入社員へ

この4月に入社する、全ての新入社員の皆さんへ伝えたいことがあります。
それは、これから続く人生において、経験や人とのつながりは全て地続きで繋がっているということです。
たとえいっときご縁が途絶えたように見えても、巡り巡って自分の人生の未来に繋がってくることもあります。
一つ一つを丁寧に、大切にしていってください。そして、現在地点の自分だけで考えず、成長していく将来の自分まで見据え、俯瞰的な視点を持って行動してみてください。

全ての道は、あなたの未来に繋がっています!


私が関わっている会社と事業を紹介しておきます!
全てをエンジョイしていきましょう!


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