Audsbildung 卒論提出後とその結果

5月半ばに卒論を提出し、口頭試験への説明も行われ、Pflingsten休暇も間にあったというのに(働いてたけど)、なんとなく体調不良だ。

ただ、ただ疲弊している。

今週は、卒論の成績ももらった。
成績には1~5という評価がつけられ、1が一番良い。6は落第なのでここに挙げなかったが、5も落第なのかもしれない。正直、このAusbildungでもドイツの大学でも5という評価はもらったことがないからわからない。

苦しい中、卒論を提出し、私の中ではひたすら書いただけで熟考すらできていない恐ろしくお粗末な内容だ。30ページでは、掘り下げられないし、定義だけでほぼ終わる感覚で、なんとも納得のいかない内容物を提出した。
それでも、仕方ない。
明らかにエネルギー不足で、締切と日々の生活に追われ、何も生み出せなかった。
言うなれば、書道展へ作品を提出しなければいけないが、そこまでの過程が過酷で、作品を書く段階で疲労しすぎて、墨が垂れちゃったけどもうそれで提出、みたいな。

驚いたことに、評価は1だった。
本当だったらきっと嬉しいことのはずなのに、疲れ果てすぎてて嬉しいという気持ちさえ、全く出てこない。
口頭試験を受けられる結果になったことと、通過したことにホッとする自分がいる。

今は、ラストスパートの時期。
自分の園でのイベント、子供の園でのイベント、子供の学校でのイベント、口頭試験への勉強、子供の習い事のイベント、就活、実習、リハビリ。

キャパオーバー。
キャパオーバーだと気づいていたし、けど、4月に見通しがつくと思ってた。
わかってて、やらなきゃいけないことだけにしても上記の結果だ。
友達と会うことや、自分だけの時間を作ることなど、ここ1年以上断念してきた。

こんな最後に抜け殻みたいになるまでして、やるべきことだったのか正直わからない。常に、家族にも中途半端にしか時間が割けず、試験や準備にも十分に時間を割けないというジレンマが常にあった。

勿論、Ausbildungをする皆が、全て私のようになるとは限らない。
けれど、実習、家族、学校を同時進行にするのは私にはかなり辛かった。

また、お世話をする家族がいるというのは、大変な反面気分転換にもなる。このAusbildungが大変だと感じたのは、常にジレンマの中にいたことと、自分の好きな集中できる時間に、好きなように勉強できる環境の中にいなかったからではないか、と思う。

イースター休みは子供を、義両親に預けた。実習はしてたものの、自分だけをケアすればいいというのは、恐ろしく楽で、時間がものすごくあることだと感じた。また、実習で子供の相手をしても、気力体力が十分に残っていて、家に帰っても復習したり、試験の準備をしたり、またもや園でしたいことの準備をする時間さえできてた。

一言で締め括るなら、Ausbildungは時間をまだ比較的自由に使える年代でやるといい。私のように、全て中途半端になり燃え尽き、カスしか残っていない状態は、よろしくない。

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