楽しいドイツ語のお勉強
清野先生の参考書を色々と読んでおりますが、どの順番で読んだら良いのかと言うことを考えております。
最初に読んだら良いと思われるのは、やはり「ドイツ語のしくみ」でしょうか。定番ですね。
この本の特徴は文法用語を使わずに、そして、文法の表を使わずに解説をしているところと思います。
かえって分かる人には分かり難くなるかもしれません。
それに細かく知っている人が、概念的に文法を整理しようとするには良いかもしれませんね。
また、ドイツ語を少し知ったような気持ちにさせてくれます。
このちょっとしたきっかけはスタートとしては大切と思います。
分かりやすく書いたつもりがかえって初心者を分かり難くすることにもなってしまいます。
この本は正しく初心者を導いてくれるものと思います。良い本です。
また、この本はすごいと思います。
「すごい」という言葉は日本語で形容詞なのかどうかということを中学生の時に現代国語の先生が話していたことを思い出します。
もう50年以上前の話となります。そんな理屈っぽいことがこの本の中にはぎっしりと詰まっております。
わたしが、ドイツ語が好きなのもこのようなことではないでしょうか。
ドイツ語らしさとは何かということの立場で書かれています。
今話している英語は本当に英語らしいのだろうか。
いや英語なんていう言葉は文化もない世界の共通語であり文化でない科学や事象を伝えるものなのかどうかということを考えさせられてしまいます。
ではドイツ語はというとドイツの文化も含めて勉強したかった言葉です。
そんな要求にこの本はぴったりです。
ドイツ語らしくとは何かを学べる本です。
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