人の話を聞くということ
人の話を聞くとはどの様なことであろうか。本当に人の意見を求めているのであろうか。単なる同意を求めているのかが疑問である。
人の意見を聞くというのは結論だけを聞くのではなく、どのように考えて、どのようなプロセスを経てそのような結論に至ったのかを聞くことである。
だから深く考えている人ほど、話が長くなる。当たり前ではないか。だから時間のある時に聞いてほしい。
話が長い、結論を言えというのは、同意を求めているしか考えられない。
多様性を認めている民主主義では、話合いが重要である。
多様性のある人たちが合意形成をするには、考え方のプロセスに入り込まなければならない。
考え方の違いの分岐点をお互いに探り合い、その差を埋めることで、お互い納得するものとなると思う。結論は大きく離れているように見えるが合意部分も多いとも思う。だから民主主義にはコストがかかる。コストがかかることが嫌ならば専制的にするしかない。国民が望むならそうするしかない。
会社でもそうではないか。企業が多様性を重視するのは色々な意見からイノベーションを期待するからである。
人の話を聞くかどうかは費用対効果でも構わない。企業には成長が求められているからである。
少なくとも聞く時のon とoffははっきりさせなけれならないと思う。
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