正義と秩序が戦う日

別に正義が嫌いな訳じゃない。

別に法や秩序に従うのが嫌な訳じゃない。


現代日本人の感覚なら普通だと思いますけど。

ソクラテスが言ったかどうかは微妙な所ですが、〝悪法もまた法なり〟という法諺が在ります。これは元々ラテン語の法諺「法は過酷であるが、それも法である」を日本語化した諺の様です。

では、正義は如何か?と考えると、コレは議論の余地があり過ぎて一定では無いのが問題なのだろうと思わざるを得ない。大多数が共通認識の〝正義〟とやらが存在していれば解決するのだろうけれど、現在までに於いてそういう正義が有る、ないしは有った事など無いのでしょう。

結局のところ、法律は明文化されている為に従い易いし、どんな悪法でも屁理屈を通してだろうと一応の理解を及ぶのには難くない。とりあえずはその明文化された法律から逸脱しなければ良いのであり、大多数へ影響しているのであれば秩序が成り立っていると考えても間違いは無いだろう。

正義は多角性が有り過ぎるのが安定しない理由なのではないだろうか。各々の立ち位置や志向、その他の様々な有形無形によって何が正義であるかが変異し易い、という事を言いたい。

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