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8週0日 社会から軽視されるつわり

今日から8週目!
たまひよアプリを見たら、8週目は3カ月とのことで、月で言うと意外と早いのよね。
元気に問題なく育ってくれているといいのだけれど。次のエコーまでまだ3週間あるし、長いな。それまでに一回出張もあるから、このつわりで乗り越えられるかも不安すぎる。結構自分でコントロールできる系の仕事ではあるはずなのに、でも全く出張行かないというわけにもいかないから、がんばりどころだけれど。長時間車移動に耐えられるのか…

昨日からさらに具合が悪くなったので昨夜も今朝もあまり食べられず、職場に来てすごいお腹が空いているのだけど、でも食べたいものがない。食べられないなら、空腹感もなくしてほしい。
空腹感が気持ち悪さになるという人もいるけれど、私の場合は食べても食べなくても気持ち悪くて食べたら逆に吐いちゃう可能性が出てくる気がして、食べたくない時は食べないようにしてる(どちらにせよ喉を通らないという感じだけれど)。だから食べづわりではないのだろうけれど、この「食べづわり」と「吐きづわり」の境界線って結構あいまいなものなんだろうな。
いずれにせよ、空腹感が続くのつらい。お腹がギューッと締め付けられるし、めまいがするしパワーが出ない。
コーラを飲んでまぎらわす。げっぷも出す。

朝はコーラとバナナ
昼は急になぜかカツ丼行ける気がしてuber eatsで日本レストランのカツ丼、お米は残ったけどだいぶ食べられた。
合間にコーラ
夜はお米に梅海苔ふりかけをかけて。

やはり出勤してる日の方が、お昼をそれなりに食べられるな。

つわりって本当につらいけれど、渦中にいる今ですら、このつらさってなんとなく「喉元過ぎれば熱さを忘れる」系のつらさなんだろうな、という気がしてる。それは、こんなに気持ち悪くてつらかったけれどでも終われば「乗り切った」となるし、逆にいちいち覚えてるのもつらい。つらかったり悲しいことは忘れるように人間はできているから、だから生きていられる。
そして妊娠出産みたいな、「このステージが終われば次のステージ!」感があることって、つわりが終わればまた妊娠中期のいろいろがあり、後期のいろいろがあり、出産があり…と進んでいくと、その時々にいろいろ考えなきゃいけないことがあり、つわりのこと振り返るどころじゃないんだと思う。

こういうことがあって、本人もつわりが終われば忘れていくというか、忘れはしなくても少なくともつわりに関する発信を続けることは少ないだろう。それは本人にとっても良いことなのだろうけれど、とても大変であるってことが流されてしまっているような…

だから何が言いたいのか、というのが、つまりつわりってこんなに大変で、そして世界中で妊娠中の人(年間何億人レベル?)の生産性を奪いまくっていて、これは経済的損失もすごいだろうし(どこかで誰か試算していないだろうか?)、あまりにつわりがつらくて二人目、三人目の妊娠をためらう人もいるだろうし、もしかすると妊娠継続を断念する人もいるかもしれない。
そんなに大きなインパクトがあるつわりが、社会的にこんなに軽視されていていいのか?ということ。

出産の痛みに対することもだけれど、妊娠・出産に関する女性の困難が、あまりに軽視されている気がする。
こんなに医学が進展しているのに、つわりの原因がよくわかっていないのって、人類には無理というのは多少はあるのかもしれないけれど(私にはわからないけれど)、でもやはり、そこまで真剣に究明されていないからなのでは?そしてそれは、その問題が軽視されているし、お金にならないと思われているからでは?と思わずにいられない。
それにしては、あまりにも膨大な人口が受けている苦しみが、なかったことにされてていいのか、と疑問に思わずにはいられない。

※最近、英科学誌『Nature(ネイチャー)』に、つわりは妊娠中の母親が胎盤を通じて胎児から受けとる特定のホルモン(成長分化因子15 (GDF 15) )に関連しているとする論文が掲載されて、「長年医学的に不明とされていたつわりの原因解明につながる研究結果であり、妊娠前の女性にこのホルモンを投与することで、重いつわりを回避できる可能性が出てきた。」という記事が出てたけども。それがすごい進歩なのか、まだまだなのかはわからないけれど。


私が高校生で今から進路選ぶときにタイムスリップするなら、つわりの研究をする人になることを進めたいくらい…(私の学力で功績を残せるかは大きく疑問ではありつつ)

…などと考えている日々です。つわりつらい。

おわり

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