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UR営業センターで撃沈しました

よく勘違いされがちですが、UR賃貸はセーフティーネットとしての役割は限りなく低いです。

法律に明確に定義されているから

機能的な都市活動及び豊かな都市生活を営む基盤の整備が社会経済情勢の変化に対応して十分に行われていない大都市及び地域社会の中心となる都市において、市街地の整備改善及び賃貸住宅の供給の支援に関する業務を行うこと

独立行政法人都市再生機構法 第三条

機能的な都市活動や基盤の整備が社会情勢の変化に対して十分に行われていない
→良質な基盤が不足している街に対して

賃貸住宅の供給の支援
→賃貸住宅を作って、貸して、管理する

ってことです。
要は、良質な賃貸住宅が不足しているところに国として住宅公団という組織を作って供給することが目的なんですわ。

住宅公団時代

特に良質な賃貸住宅の供給がマストになっていたのは、
日本の成長を担う勤労者に対して社会の責任として住宅を供給することでもっと働いてねっていうそういうこっちゃ。

実際、公団時代から浴槽を備える理由として仕事をして疲れた人々がゆっくり湯船につかれないのは辛いよねっていうことらしいですわ。

という前提の元。

現在、ハウスシェアリング制度を利用して男二人でも審査に乗り越えて住んでいるわけです。

https://www.ur-net.go.jp/chintai/pdf/whats/details_hs_mh.pdf


がっ!

UR賃貸には住み替え制度というのがあります。

これがあると現行家賃と比較して、安価であれば所得書類の提出が不要ということで家賃の安い田舎に引っ越そうかなぁと思っていたのですが。

シェアリング契約の場合住み替え制度との併用は一切できず、
通常新規の契約と同じ審査と入居費用を支払う必要があるとのことでした。

その場合、片方が無職や専業主婦、学生だと基本的には借りることができません!!笑

まじかよ。

仕事辞めて色々と働くって尊いんだなと思うことは多かったですが、
ゲイ同士の場合婚姻という関係性がそもそも認められていないことがここで支障になるとは思わなんだ。。

不合理だなと思う話

男女間の場合、内縁関係も入居可能というのは明確に申込サイトに記載があります。

親族関係、配偶者と明記されているからには男性同士や女性同士は親族とはされないでしょうね。。。
厳しい。。

男女の事実婚なんて、住民基本台帳上の届出で厳密な意味での婚姻とは違うのに!笑
パートナーシップ制度のほうが戸籍証明書出したりまあまあ面倒やぞ!?

とはいえ。

実はこの働くという条件、実は乗り越える方法があります。

基本的にハウスシェアリングの場合、一緒に住むメンバーで基準収入を超えればいいので片方がパートやアルバイトでも超えていれば問題なく審査通過できます。

こういう裏ワザ的なのはURの営業センターでは基本教えてくれません。。。
URリンゲージ的には放置してても借りてくれるのに、面倒くさいことしたくないんでしょうね。

働いてることが、ハウスシェアリングで借りる条件です。

でもさ?

人って何が起こるかわからないじゃないですか。

明日突然寝たきりになったら?
体調がもっと悪くなって働くことが出来なくなったら?

そういうときに、多様な家族のカタチに合うようにアップデートしてほしいなぁと痛切に感じた出来事でしたとさ。

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