難しいことを簡単にする脳科学
ゲームをしている時と勉強をしてる時間に違いを感じたことがありませんか?片方はあっという間に時間が過ぎているのに、もう片方はまだ30分も経っていません。どこから違いが生まれてくるのでしょう?きっと頭の中で何が起きているのか理解すれば、何をすべきか見えてきます。
前回、30日間筋トレチャレンジをお送りしました。まだ見てない方はcheckしてください。
この企画中、毎日やる気満々で筋トレができたか?もちろんNOです。
やる気分じゃないとき、目の前に楽しそうなものが転がっていたら…例えばYouTubeやバラエティー、ゲームに晩飯。
OMG!
そのままの惰性でその場に座わりこんでしまいそうです。
このようなついついやってしまう娯楽は一般的に怠け者の習性ともいわれていますが、私たちの頭の中にある快楽物質ドーパミンが原因です。
この物質は欲求に対して直接的に気持ちよさを与えてくれるのでモティベーションの源とも呼ばれています。
どれほど強力なものかネズミちゃんを使って実験が行われ、その結果は驚くものでした。
脳のドーパミンを分泌する部位に電極を指してレバーを倒せば、刺激が与えられます。つまり、何もせずにレバーを引くだけで快楽を得れるようになったんです。
開始から寝もせず、食べもせずドーパミンの刺激を求めて手足が焼かれ死にいたるまでレバーを繰り返し触り続けました。
何もせずに快楽が得られるなら、楽を選ぶのは動物界の中では自然なことです。その後、人間でも同じ種類の実験が行われましたが、結果は同じでした。
これはドラッグ/アルコールに見られる依存や中毒にも同じドーパミンが分泌されていることが分かっています。
かくいう娯楽という漢字には女を華やかに楽しむと書きますが、それを楽しんだ後に何が残るのか分かりません。
いまを楽しむことは大切ですが、日に日に楽になっていく方法もあるはずです。例えば本を読んで勉強することも、瞑想や目標を立てて自分を知ることも、筋トレもそうです。
すぐに結果は出ませんが、ドーパミンを有意義な活動から得る方法があります。それが…
解毒、ドーパミン・デトックス。
例えばあなたの街の高級なレストランで毎日、豪勢な食事をしていたら次第に何が起きると思いますか?それが新しい基準になって何も起きなくなる。そこでご飯を出されると、なにか物足りなさを感じるかもしれませんが状況が砂漠となればお茶碗のご飯は十分ありがたい食事に変わってしまいます。
具体的には週ごとにデトックスデイ、または時間ごとにデトックスタイムを設ける方法です。この時間はスマホもネットもゲームも食べ物もタバコもマリファナもダメです。
もちろん、つまんなく感じるかもしれませんがそれが目的です。私のケースでは14時間時間のうち1時間がシュワちゃんタイムでしたが、個別に自分でアレンジしてみてください。
目の前にある娯楽を振り払って、理想像に近づく活動を継続するには積極的な言葉を使うように心がけました。
例えばその日になって『今日も筋トレをしなきゃいけない』と聞こえたら積極的な言葉ですか?消極的な言葉ですか??
消極的な言葉です。その先には小人しかいません。
『今日も筋トレをしなきゃいけない』人はどんな人ですか?
まだマッチョじゃない人です。
つまり
私はマッチョじゃない人です。
マッチョじゃない人は普段なにをしますか?
ファストフードを食べて、ソファーに寝そべって、ゲームをしてます。
もちろん間違っても筋トレなんてやりません。だから、その通りに行動してしまいます。
なので積極的な言葉に切り替えるようにするんです。
I AM シュワルツェネッガー!
シュワちゃんはなにをしますか?
しなきゃいけないんじゃなく、するんです。シュワちゃんは筋トレするんです!。←催眠療法
半信半疑に騙されたと思ってイヤイヤやっていると、そのうちに何とも言えない爽快感と達成感に包まれます。じわりじわりとにじみ出てくるあの感じです。娯楽では決して味わえないドーパミンの味です。
まとめ
今回のポイントはどこからドーパミンをどこから得るか?ところにありました。明日が今日より良くなる活動から深い喜びを得るのか、今日が楽しければいい喜びを得るのか?それは個人の自由です。
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