茂木なつきについて語る
※一部作品のネタバレを含みますのでご注意ください。
漫画「頭文字D」で物語途中までヒロインとして存在していた茂木。
後から登場する上原とかいうプロゴルファーの女性に比べて、内面が未成熟で何とも幼く幼稚な印象を受けます。
彼女のことが嫌いな読者も多かったみたいですね。
でも、物語上重要な役割を果たしたのは上原ではなく確実に茂木のほうだと思うのです。
茂木の愚かな行動が拓海を怒らせ、感情に任せたバトルをさせてしまう。結果、拓海のハチロクは大破する。拓海はそんな自分を激しく責める。だが自分にとって大事なものに気付くきっかけを得ることができた。
私も含めてこの作品の読者はきっと、このマンガで主人公が彼女とイチャイチャしているのを見て喜ぶことはないように思えます。
ヒロインは作品のコンセプトに沿ったドラマを盛り上げる機能として働くべきだと思うのです。だから多少クズな性格だったり、欠点が多い人物のほうがいい仕事をすることがある。
ひとまず、ヒロインは単純に性格が良ければいいというものではなさそう。というお話でした。
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