無駄なものは省き、自己満足はしない

このほかにもたくさんの無駄がありますが、「作品をよくするうえで必要のない作業」はわざわざやる必要はありません。
ふとした時のしぐさがどうの等という境地にまで至るには、しっかりとした訓練が必要ですし、所作が独特な場合は、所作指導が現場につく場合も少なくありません。
中途半端な知識のせいで、指導者の指導を上手く受け入れられない等の弊害も起こり得る(流派の違いなど)ので、しっかりと何が必要なのかを判断しましょう。
無駄な知識が後で役立つこともあるという意見もありますが、そうであるならば作品に入っていない時からいろいろなものに意識的に触れていればもっとしっかりとした知識にできるのではと思います。

付け焼刃は通用しません。

いずれやるかもしれない役のイメージは常に持ち、日常に学びを持ち込めば、
ただでさえ忙しい公演期間中に一つ学ぶことを減らせるので、とってもお得です。
ドラマや映画を観ることや、本を読むことはライフワークです。
プロフィールに「趣味」と書くならば、すべての俳優が常にやっていると意識したうえでその何倍も自分はやっていると思うならば記載してもよいと思います。

稽古で行わない課外活動はあくまで「オマケ」程度に考えましょう。
オマケを集めることに躍起にならないで。

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