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嫌いな人をできるだけ作らない

私が人間関係におけるモットーはこれだ。
嫌いな人は1人でも少ない方が、人生は辛くならない。

私は周囲から、人当たりが良いとか、コミュニケーション能力が高いとか思われているらしい。
それができるのは、嫌いな人が周囲にいないから。
いないというか、意識的に嫌いな人を作っていない。

持論だが、嫌いな人ができるメカニズムは
①ある人から気に触る行動、言動を受け、不快感を得る
②そのことを他人に話す(愚痴・悪口)
③言葉にすることでより嫌悪感が増す

言語化することで、「自分はあの人が嫌いだ」ということをより自覚してしまうのだ。①が実際大したことでなくても、事実以上にその人を嫌いになってしまうことがある。
おそるべき“言霊”。

ということで、私は嫌いな人を作らないために「悪口を言わない」を徹底している。
悪口を言わないなんて、とんだ善人のように聞こえるが、その実は「その人への関心を極限までなくす」ということだ。相手がしてきた①の言動や行動を忘却していくのだ。

「好きの反対は嫌いではなく無関心」というが、まさにそれを実践しているだけだ。
嫌いというのは、まだ自分と相手の関係性がその中にある。私から見れば優しいと思ってしまう。しかし無関心はつまり、その人との関係を自分の中で切ってしまうということだ。

嫌いな人に嫌なことをされることほど人生において不快なことはない。
それより、興味のない人が「なんか言ってるわー」くらいの心持ちで過ごしていくのが心に傷を負わないベターな方法だ。

人々の悩みの原因のほとんどは、人間関係から来る。私は、血のつながった家族以外の人間関係はほとんど切ろうと思えば切れると思って生きている。

こんなよく知らん人の一挙手一投足ごときに、私の心身はやられない。
そう思って生きている。


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