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息子のロールモデル

ロールモデルとして、同性の親がいたほうが子供は健全に育つ、みたいなコメントをSNSで見た。

こういう言葉は息子を持つシングルマザーにはチクチク刺さる。
異性のひとり親でも大丈夫だ!と言いたいがためにこの文章を書いている。

そもそもロールモデルは1人に限ったものではない。

私は両親ともいる環境で育った。しかし、母だけをロールモデルとして生きてきたかというとそうではない。
父もまた、私のロールモデルであると言える。

父は経営者であり技術者だった。自分のやりたいことを貫いてきた人だ。それによって家族が迷惑を被ることも多々あったが、潜在意識の中で、この「やりたいこと」を私はずっと探しているような気がする。今は、しがない一会社員だけれども。。

そしてロールモデルは家庭の外にあることの方が断然多い。
学校の先生、先輩、友達だってロールモデルになりうる。同じように会社の上司、先輩、同僚など。

直に会う人に限らない。芸能人、インフルエンサー、歴史上の人物だってロールモデルになりうる。

そしてもちろん、異性をロールモデルにしたって良いのだ。

人はこれら多数の他人から影響を受け、憧れる部分をピックアップして独自のロールモデルを頭の中に作り上げる。

小学校に入ったあたりから、子供の住む世界は家庭から外へと大きく広がる。
自分の息子が良いロールモデルを作り上げるために女親の私ができることは、たくさんの素敵な人に会えて、素敵な経験ができる環境を準備してあげることだ。

それ以外は、私はそのままで良い。異性の親しかいない環境を引け目に感じなくて良い。

なんなら、息子はこんなことで悩んだりしないかもしれない。

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