TECHNICOLOR'S 吉野石膏コレクション展:2 /表参道ヒルズ
(承前)
モネと同じ一角には、ピサロ、セザンヌ、シスレー、バジール。風景画の章(SECTION 01)だ。
シスレーは、青空が広くとられた水辺の景色を多く描いている。
底抜けにさわやかなシスレーの「青」は、わたしの好むもの。穏やかに明るく、理屈抜きで快を得られる感じがする。いま机のそばに掛けている絵葉書も、Bunkamuraのポーラ美術館展で求めたシスレー《ロワン河畔、朝》だ。
本展の出品作は《モレのポプラ並木》。川沿いの並木道。空は、もちろんあの澄んだ青だ。セザン