見出し画像

株:5月23日 NVIDIAの決算はポジティヴサプライズ

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。
この記事にそそのかされて売買しないでスー、せんきゅー。

昨日の寄りで上がったので売って今朝の3時過ぎに下げたので買い。


まとめ

Q1の売上高は260億ドルとなり、前四半期比18%増、前年同期比262%増。
アナリストの今期予想売上高は236.6~268.7(平均245.7)億ドルで平均を大きく上回った。
データセンター部門の売り上げは226億ドルで予想の220~230の範囲。

1株当たり利益は6.12ドルでアナリスト予想の5.22を上回った。

来期予想売上高は280億ドル±2%でアナリスト予想の250~295.2(平均265.7)億ドルの平均を上回った。

来期のGAAPベースおよび非GAAPベースの粗利益率はそれぞれ74.8%、75.5%で予想の75~76%の範囲。

増配:四半期ごとの現金配当を 1 株当たり 0.04 ドルから 150% 増額し、1 株当たり 0.10 ドルに。

10 対 1 の株式分割:2024 年 6 月 6 日 (木曜日) の市場終了時点で普通株式の登録株主全員は、2024 年 6 月 7 日 (金曜日) の市場終了後に 9 株の追加の普通株式を受け取ることになります。分割調整後の取引は、2024 年 6 月 10 日 (月曜日) の市場開始時に開始される予定。

決算

NVIDIA (NASDAQ: NVDA)は、本日2024年4月28日締め第1四半期の決算を発表しました。四半期の売上高は260億ドルとなり、前四半期比18%増、前年同期比262%増となりました。希薄化後1株当たりGAAPベースの利益は5.98ドルとなり、前四半期比21%増、前年同期比629%増でした。非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は6.12ドルとなり、前四半期比19%増、前年同期比461%増でした。

ジェンスン・フアン CEO は、「次なる産業革命が始まりました。企業や国々は NVIDIA と提携し、1兆ドル規模の従来型のデータセンターを高速コンピューティングへと移行させ、AI ファクトリーと呼ばれる新しいタイプのデータセンターを構築し、人工知能という新たな商品を生み出そうとしています。AI はほぼすべての業界で生産性を大幅に向上させ、コストやエネルギー効率の改善、収益機会の拡大をもたらします」と述べています。

「データセンターの成長は、Hopper プラットフォーム上での生成型 AI の学習と推論に対する強力かつ加速する需要にけん引されました。クラウドサービスプロバイダー以外にも、生成型 AI は、消費者向けインターネット企業、企業、ソブリン AI、自動車、ヘルスケアなどの顧客へと拡大し、複数の大規模な垂直市場を生み出しました」

「私たちは次の成長に向けて準備が整いました。Blackwell プラットフォームはフル稼働しており、トリリオンパラメータ規模の生成型 AI の基盤を形成しています。Spectrum-X は、大規模 AI をイーサネット専用データセンターに導入するための全く新しい市場を開拓します。また、NVIDIA NIM は、広範なエコシステムパートナーを通じて、クラウドからオンプレミスデータセンター、RTX AI PC まで、あらゆる場所の CUDA で動作する、エンタープライズ向けの最適化された生成型 AI を提供する新しいソフトウェア製品です」

また NVIDIA は、従業員と投資家にとっての株式保有をより身近なものにするため、発行済み普通株式の 10 対 1 の株式分割を発表しました。分割は、NVIDIA の修正定款の変更により実施され、これにより、議決権付普通株式の発行可能株式数が比例的に増加します。2024 年 6 月 6 日 (木曜日) の市場終了時点で普通株式の登録株主全員は、2024 年 6 月 7 日 (金曜日) の市場終了後に 9 株の追加の普通株式を受け取ることになります。分割調整後の取引は、2024 年 6 月 10 日 (月曜日) の市場開始時に開始される予定です。

NVIDIA は、四半期ごとの現金配当を 1 株当たり 0.04 ドルから 150% 増額し、1 株当たり 0.10 ドルにしました。この増配は、分割後ベースで 1 株当たり 0.01 ドルに相当し、2024 年 6 月 11 日 (火曜日) の登録株主全員に対して、2024 年 6 月 28 日 (金曜日) に支払われます。

NVIDIA 第2四半期業績見通し

NVIDIAは、2025年度第2四半期の業績見通しとして以下を挙げています。

  • 売上高は280億ドル、プラスマイナス2%の見込みです。

  • GAAPベースおよび非GAAPベースの粗利益率はそれぞれ74.8%、75.5%、プラスマイナス50ベーシスポイントを見込んでいます。通期での粗利益率は、中70%台になる見込みです。

  • GAAPベースおよび非GAAPベースの営業費用はそれぞれ約40億ドル、28億ドルになる見込みです。通期での営業費用は、低40%台での伸びが見込まれています。

  • GAAPベースおよび非GAAPベースのその他収益・費用は、非関連投資からの利益・損失を除き、約3億ドルの利益になる見込みです。

  • GAAPベースおよび非GAAPベースの税率は、特別項目を除いて17%、プラスマイナス1%になる見込みです。

ハイライト

NVIDIAは、前回の決算発表以降、以下のような分野で進捗を見せています。

データセンター

  • 第1四半期の売上高は過去最高となる226億ドルとなり、前四半期比23%増、前年同期比427%増となりました。

  • トリリオンパラメータ規模の AI コンピューティングの新時代を牽引する NVIDIA Blackwell プラットフォームと、Blackwell 搭載の DGX SuperPOD™ for ジェネレーティブ AI スーパーコンピューティングを発表しました。

  • トリリオンパラメータ規模の GPU コンピューティングと AI インフラ向けに最適化された InfiniBand および Ethernet 向けの NVIDIA Quantum スイッチと NVIDIA Spectrum™ X800 シリーズ スイッチを発表しました。

  • 企業アプリケーション開発を高速化するための NVIDIA NIM 推論マイクロサービスを搭載した NVIDIA AI Enterprise 5.0 を発売しました。

  • 半導体製造業界で最も計算負荷の高い作業である計算リソグラフィを加速させるため、TSMC と Synopsys が NVIDIA cuLitho を用いて生産を開始することを発表しました。

  • 世界中の 9 台の新スーパーコンピュータが Grace Hopper スーパーチップを採用し、AI スーパーコンピューティングの新時代を切り開いていることを発表しました。

  • Grace Hopper スーパーチップが、世界で最もエネルギー効率の高いスーパーコンピュータのリストである Green500 の上位 3 台のマシンに搭載されていることを発表しました。

  • ジェネレーティブ AI イノベーションを推進するため、AWS、Google Cloud、Microsoft、Oracle との協力を拡大しました。

  • Johnson & Johnson MedTech と協力し、手術を支援する AI 機能を提供することを発表しました。

ゲーミングと AI PC

  • 第1四半期のゲーミング売上高は26億ドルとなり、前四半期比8%減、前年同期比18%増でした。

  • GDC で、NVIDIA ACE と Neural Graphics 向けの新 AI ゲーミング技術を紹介しました。

  • NVIDIA GeForce RTX AI PC とワークステーションで最高のパフォーマンスを実現するための、Windows 向けの新 AI パフォーマンス最適化と統合を発表しました。

  • RTX テクノロジーを採用する新作ゲームとして、Star Wars Outlaws や Black Myth Wukong を発表しました。

  • Chatbot 機能を RTX 搭載の Windows PC やワークステーションに搭載する ChatRTX に対し、Google の Gemma など、新しいモデルのサポートを追加しました。

プロフェッショナルビジュアライゼーション

  • 第1四半期の売上高は4億2700万ドルとなり、前四半期比8%減、前年同期比45%増でした。

  • AI 強化ワークフロー用の NVIDIA RTX™ 500 および 1000 プロフェッショナル Ada 世代ラップトップ GPU を発表しました。

  • NVIDIA Ampere アーキテクチャに基づいたデスクトップワークステーション向けの NVIDIA RTX A400 および A1000 GPU を発表し、AI を設計および生産性ワークフローに導入しました。

  • 産業用デジタルツイン ソフトウェア ツールを強化するための NVIDIA Omniverse™ Cloud API を発表しました。これには、Siemens とのパートナーシップ拡大と、Apple Vision Pro 向けの新フレームワークが含まれます。

  • The Weather Company と台湾中央気象局が、高解像度の地球規模気候シミュレーションのために、新しい Earth-2 クラウド API の採用を発表しました。

自動運転車とロボット事業

  • 第1四半期の自動運転車関連の売上高は3億2,900万ドルとなり、前四半期比17%増、前年同期比11%増でした。

  • BYD、XPENG、広汽集団のAION Hyper、Nuroなど、次世代のコンシューマー向けや商用電気自動車隊列に搭載すべく、Blackwell GPU アーキテクチャを搭載した次世代の NVIDIA DRIVE Thor™ プラットフォームを採用することを発表しました。

  • アメリカと中国の電気自動車メーカーである Lucid と IM Motors が、欧州市場向けの車両モデルで NVIDIA DRIVE Orin™ プラットフォームを採用していることが明らかになりました。

  • NVIDIA ジェネレーティブ AI テクノロジを活用し、車内体験を変革する様々​​なパートナーが発表されました。

  • ヒューマノイドロボット向けの基本モデルである Project GR00T と、Isaac ロボット工学プラットフォームの大幅なアップデートが紹介されました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?