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アイスクリーム課題に無駄に色々と妄想してしまった

アイスクリーム課題とは

『心の理論』という他者の心を類推し、理解する能力があるかどうかを判断する標準誤信念課題のうちの一つにアイスクリーム課題がある。

「ジョンとメアリーは公園にいる。公園にはアイスクリーム屋さんの車も来ていた。メアリーはアイスクリームを買いたかったがお金を持ってきていなかった。アイスクリーム屋さんは午後も同じ公園にいるというので、メアリーはお金を取りに戻った。しばらくしてアイスクリーム屋さんは教会に行くとジョンに伝え、去っていった。その途中、メアリーの家の前を通ったアイスクリーム屋さんは、メアリーに教会に行くことを伝えた。しばらくして自宅に戻ったジョンは、宿題のことで聞きたいことがあり、メアリーの家に行ったが、メアリーはすでにアイスクリームを買いに出かけていた。ジョンはメアリーを追いかけて行った」というストーリーを子どもに聞かせ、「ジョンはメアリーがどこに行ったと思っているか」という質問をする。正解は「公園」である。

https://bsd.neuroinf.jp/wiki/心の理論

3歳児は自分の知っている事実に基づいて答えるのでこの課題を通過できないらしい。

それって、情報の前後関係を把握していない、時間の概念もないってことか?とチャット君に聞いてみた。

つまり、3歳児がこの課題を通過できないのは心の理解の問題だけではないということだね。

馬の知能は人間の3歳に相当すると言われているが

馬も時間の概念ないのかな?
動物も人間と同じで個体差が大きいだろう。

人間のIQ

馬は脳の大きさ以上の優れた記憶能力を持っていて知能は犬猫に劣らないと言われています。


ディープインパクトは他の馬が10回以上繰り返さないと覚えられないようなことでも2〜3回程度ですぐに覚えたと言われています。
その記憶力の高さからレースでは1番にゴールすると良いことを理解しており、騎手が指示をしなくても自らペースをコントロールして確実に勝利をものにしています。
そんなディープインパクトの賢さが不利に働いたレースがあります。そのレースは菊花賞です。
菊花賞は他にはあまりないコースを2周してからゴールするという珍しいレースです。
ディープインパクトはホームストレッチ(ゴール前の直線)では他の馬を抜かさなければならないということを記憶していたため、1周目で全力で走行して体力を消耗してしまったという、ディープインパクトが持つ記憶力ゆえのエピソードがあります。

https://jodhpurs.jp/contents/blog/20230207-21910/#:~:text=実際に馬の知能,賢い部類に入ります。

馬は他の馬の表情や体の動きを読み取れるので時間の概念に関しては不明だが、『心の理論』はあるってことね。

このアイスクリーム課題の物語の設定ってどうなのよ?

いくつか疑問があったので書き出してみる。

アイスクリーム屋さんは午後も同じ公園にいるというので、メアリーはお金を取りに戻った』

『午後も』という事はメアリーがお金をもっていないにも関わらずアイスを買おうとしたのが午前中だと思われる。

『アイスクリーム屋さんは教会に行くとジョンに伝え、去っていった』

つまり、ジョンは午前から公園にいて午後もそのまま公園にいるという事になる。

お昼ご飯はどうしたのだろうか?

食べない?
お弁当持参?

いや、そもそもメアリーとジョンは何歳なのか?
小さい子供をそんなに長い時間放置するだろうか?
10代だとしたらお昼はどこかに食べに行くから午後も公園にいるのはほとんどない。
住所不定無職の可能性が捨てきれない。

午前から午後まで公園にいるのもお昼は救世軍の炊き出しのお世話になっているからではないか?

メアリーはお金を取りに戻った

これも後に『メアリーの家の前を通ったアイスクリーム屋さんは、メアリーに教会に行くことを伝えた』を踏まえると、戻った場所は交通量の多い交差点。
いつも物乞いをしている場所に戻ったのではないか?
だってもしも家に戻ったのならお金はあるはずで、アイスクリーム屋さんが立ち寄った時にアイスを購入したはずだ。
それなのにメアリーはアイスをその時には購入していない、つまりお金がなかった、まだ通行人からの施しをえられていなかったという事ではないのか?

しばらくして自宅に戻ったジョンは、宿題のことで聞きたいことがあり、メアリーの家に行った

そんな私のバカげた妄想もここに出てくる宿題という言葉に打ち砕かれた。
メアリーとジョンが学生である確率がほぼ100%になってしまった。
しかし!
ジョンはアイスクリーム屋さんにメアリーへの伝言を頼まれていたにも関わらず公園を離れてしまうようなヤツなのか?
違うな、きっと家(物乞いをする場所)に戻ってから悩んだに違いない。
そうだ、メアリーはアイスクリーム屋さんが教会に行ったのを知らないはずだ、午後に公園に行ったメアリーはアイスクリーム屋さんがいなくて途方に暮れるだろう。
ジョンは自責の念にさいなまれ、あえて『宿題』という架空の用事をでっちあげてメアリーに会いに行くことにしたのだ。
メアリー!アイスクリーム屋さんは教会だぜ!
と伝えに。
もしかしたらメアリーはその情報を教えてくれたジョンに何かお返し(意味深)をしたくなるかもしれないじゃないか!
鼻息も荒くメアリーの家(物乞い場所)に行くもすでに彼女はいない。
果たしてメアリーは何処に?
ここで携帯を使わないのが彼らが普通の学生ではないことを裏付けている。
本当にアイスクリームを買いに行ったのか?
もしかしたら事情聴取をした国家権力に反抗して検挙されてしまったのか?
いや、もしかしたら先ほどの『宿題』というのはとあるノルマを指す隠語ではないのか?
非合法物質の売り上げとか…

そうか!

そうだったのか!!

ヒントは問題文の中にあった!

アイスという覚せい剤を指す隠語が使われているじゃないか!

なんでこんな簡単な事に気づかなかったんだオレは!

『アイス=覚せい剤』の視点でこの物語を読み返すとすべてが腑に落ちるじゃないか!

メアリーやジョンといったいかにも偽名っぽい名前も本名じゃないからだな。
きっとメアリー・サミュエルズとジョン・スミスに違いない(確信)

よし、改めて物語を紐解いていこう。

ジョンとメアリーは公園にいる。
公園にはアイスクリーム屋さんの車も来ていた。

公園がヤクの仲買人と末端の売人の取引場所だったんだ。

メアリーはアイスクリームを買いたかったがお金を持ってきていなかった。アイスクリーム屋さんは午後も同じ公園にいるというので、メアリーはお金を取りに戻った。

メアリー(偽名)は前回購入したアイスを売らずに自分で使ってしまったんだ。
だから新しく仕入れるお金がなかったんだね。
売人あるあるだよ。

しばらくしてアイスクリーム屋さんは教会に行くとジョンに伝え、去っていった。その途中、メアリーの家の前を通ったアイスクリーム屋さんは、メアリーに教会に行くことを伝えた。

メアリーがなかなか戻らないから仲買人(アイスクリーム屋)はしびれを切らしてメアリーの家まで押しかけたんだ。
そうだよな、普通のアイスクリーム屋さんが公園にいた女の住所を知っているとかそもそもおかしいんだよ。
以前から関係があったからこそメアリーの家を知っていたんだ。
そして、家でもメアリーは金を用意できなかったからアイスクリーム屋さんはメアリーに「教会に行く」つまり天国への入り口へ行く、処分してしまうぞと脅しをかけたわけだ。

しばらくして自宅に戻ったジョンは、宿題のことで聞きたいことがあり、メアリーの家に行ったが、メアリーはすでにアイスクリームを買いに出かけていた。

公園でアイスクリーム屋さんが「教会に行く=メアリーを処分する」と言ったものだからジョンはビビって家に帰ってしまったんだ。
でもふるえながら色々考えているうちに、ヤクを売るノルマを達成できないとどうなってしまうのか、本当にアイスクリーム屋さんが言ったように処分されてしまうのか気になってありったけの勇気というか自分可愛さもあってメアリーの家に様子を見に行ったんだ。
ところが、メアリーの家はもぬけの殻でだれもいなかった。
ジョンは何か証拠になるモノを見つけようと室内を物色したところ、机の上にメモの走り書きを見つけた。
メモには今のアイスクリーム屋さんよりもいいレートでヤクを仕入れられるアイスクリーム屋さんの取引場所が書かれていた。

ジョンはメアリーを追いかけて行った

メアリーがより安くヤクを仕入れられるアイスクリーム屋さんを見つけた事に気づいたジョンはその取引場所に走って行ったわけだ。

先生:「ジョンはメアリーがどこに行ったと思っているか」

そんなの簡単だよ。先生。
新しいアイスクリーム屋さんとの取引現場に行ったんだ!

先生は僕の後ろにいた両親にこう声をかけた。
「時間はかかるかも知れませんが、必ず良くなりますよ」

まぁ、こんな風に考えるから馬券を外すと、しかも次点がかなりの確率で馬券になるというのが良くわかるお話でした。

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