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株:5月20日 NVIDIAの決算を控えて

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。
この記事にそそのかされて売買しないでスー、せんきゅー。


まとめ

(5月20日午後11時補足
オプションのコールで1000以上が増えているので上に行きそうだ)

事前に株価が下がれば決算後に上り、下がらなければ決算後に上がるんじゃね?知らんけど!

注目の来期予想で売り上げの伸び率が10%を切るかもしれない。
NVIDIAを始め生成AI関連銘柄の株価が果たして妥当なのか不安な投資家も多い。
生成AIでのNVIDIAの優位性は疑いようがない。
医療、報道、ロボット、インフラ支援など様々な分野で具体的に使われ始めている。
決算でもAIに言及する企業が増えている

過去3回の決算前後の株価

決算は毎回ポジティヴサプライズだが株価は決算前の株価の動向や社会的背景(金利や規制など)に影響を受ける(正論)

中には『絶対に買い』又は『絶対に売り』の情報が欲しいと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご期待に沿えないっス。

下がったら買い、上がったら売り。
その繰り返しよ。
決算がその上下のタイミングになるだけの事。

2024年2月22日

EPSは2023年のQ3、Q4と比べればサプライズは少ないが、決算前に株価が下がった事もあり決算後に株価上昇。

この決算でも一部の高すぎるアナリスト予想には届かなかったが株価は上昇。

決算前の高値741から決算前日の686まで7.4%下げた。
そして決算後にあっさり高値更新。
3月8日の974(場中最高値)まで上昇した。

2023年11月22日

EPSで+0.65のサプライズがあったが決算後に株価は下落。
決算前は501まで緩やかに上昇し、決算後は徐々に下げて12月5日に454まで9.4%下げた。

中国への半導体規制などもあり、アナリストの平均予想は上回ったが一部の高い(高すぎる)予想に届かなかったから下げた、というような説明があった。

2023年8月23日

EPSで+0.61のサプライズ。
決算前日に481から458まで4.8%下げたが決算後に502まで上昇。
しかし、その後は伸び悩み、金利の問題もあり9月21日には415まで17%下げた。

2024年5月22日の決算見通し

アナリストの今期予想売上高は236.6~268.7(平均245.7)億ドル。
来期予想売上高は250~295.2(平均265.7)億ドル。
NVIDIAの会社予想は今期260億ドル(データセンター部門220~230億ドル)、来期270~280億ドル(データセンター部門250~260億ドル)と見ている。

過去3回と同様にアナリストの平均予想は上回るが一部の高すぎる予想には届かない。
(ホント、どんな計算しているんだろうね。株価を下げる口実を作っているとしか考えられない)

FactSetが集計したアナリスト予想によると、1株当たり利益は474%増の5.22ドル、売上高は241%増の245億ドルになる見込みです。
ただ、これは前四半期の765%増益、265%増収からは鈍化しています。

バンク・オブ・アメリカ (BofA) のアナリストは、木曜日のリポートで、決算発表後にNVIDIAの株価が変動する可能性があると指摘しています。
BofAはNVIDIAがアナリスト予想を上回る好調な業績を報告すると見ていますが、第2四半期のガイダンスで初めて四半期ごとの伸び率が10%を下回る可能性があると予想しています。

また、BofAは第1四半期の約77%だった粗利益率が、第2四半期には「より正常な」75%~76%の範囲に縮小すると見ています。

たとえNVIDIAが強気な予想通りに業績を達成したとしても、株価は下落する可能性がある。
なぜなら、ベア派 (空売りするぜ!ヒャッハー!) は以下の点を不満に思うだろう。
1) 第2四半期 (7月) のガイダンスにおける売上高の四半期ごとの伸び率は『わずか』7~8%に鈍化し、過去数四半期の中間一桁台以上の伸びを下回る。
2) 粗利益率のピークアウトと低下は、価格圧力、中国向けH20出荷増、推論ユニットの増加、需要の鈍化/供給緩和の兆候である。

BofA自身はNVIDIAに対して強気であり、同社株を「買い」とし、目標株価を1,100ドルとしています。

3月にNVIDIAが発表した次世代チップ「Blackwell」は、現行の「H100」チップからの移行期にあるため、一部のアナリストは減速を予想しています。Blackwellは今年後半に発売される見込みです。

モルガン・スタンレーのアナリストはNVIDIAに対して強気の見方を示しており、Blackwellチップへの移行期においても需要が引き続き堅調であることから、成長の鈍化の兆候は見られないとしています。

アナリストはリポートで「NVIDIAはAI分野で依然として強い支出傾向を見ており、テスラや一部の政府機関など、新規顧客からの需要増に伴い、上方修正が行われている」と述べています。

また、インテル、ファーウェイ、サムスンなどの競合他社が増えているにもかかわらず、モルガン・スタンレーはNVIDIAが市場シェアを維持すると予想しています。
「Blackwell世代の価格設定は強力な競争アピールとなり、競合他社製品への熱を下げるだろう」と付け加えています。

TSMCの月次売上高も4月に上昇

数兆ドル規模の産業を再構築

NVIDIAのブログを見れば生成AI が実際に様々な分野で使われているのがわかります。
生成AIって具体的に何がどう変わるのよ?
数兆ドル規模の産業を再構築すると言われているけどどうなっているの?
そういう疑問があるのならNVIDIAのブログを覗いてみてください。

『Boston Dynamics、Collaborative Robotics、Covariant、Sanctuary AI、Unitree Robotics などがロボティクスに LLM を採用』
(人工知能を搭載した自律型ロボットは、効率の向上、コストの削減、労働力不足への取り組みのためにますます活用されるようになっています)

『米国政府は気候科学、ヘルスケア、サイバーセキュリティの分野における生成 AI の進歩を推進するために、NVIDIA DGX SuperPOD を使用する予定』

『ブロードキャストのブレイクスルー: NVIDIA Holoscan for Media の提供開始で AI 統合が容易になりライブ メディアに変革』

『ドイツ、日本およびポーランドのスーパーコンピューティング施設は、NVIDIA テクノロジを活用したハイパフォーマンス コンピューティング システム内のQPU (Quantum Processing Units) を活用するために、このオープンソースの NVIDIA CUDA-Q™ プラットフォームを使用』

『オラクルとNVIDIA、デジタル主権を確立し、国や個人が所有権を持つデータを管理するアクセラレーテッド コンピューティングおよび生成AIサービスの提供で協力』

『製薬およびバイオテック企業が AWS 上で NVIDIA AI を採用』

株式会社AIメディカルサービスは、医師の診断補助を行う内視鏡画像診断支援ソフトウェア「gastroAI model-G」を 2024 年 3 月 4 日から販売を開始』
(AIメディカルサービスは 2017 年 9 月に創業したスタートアップです。「世界の患者を救う~内視鏡 AI でがん見逃しゼロへ~」をミッションに掲げています。2018 年には NVIDIA の AI スタートアップ支援プログラム「Inception プログラム」のパートナー企業に認定)

『ヘルスケアは将来、ソフトウェアデファインドかつ AI 対応になります。現在、FDA の認可を受けた AI 医療機器が約 700 機種、一般提供されています。この数字は 2020 年に提供されていた機種の 10 倍以上です』

『NVIDIA はJohnson & Johnson MedTechと協力して、同社の外科用接続デジタル エコシステム向けの新しい AI 機能をテストしています。 オープンイノベーションを可能にし、大規模なリアルタイムの洞察の提供を加速して、術前、術中、術後の医療専門家をサポートすることを目的としています。

J&J MedTech は世界の手術室の 80% に設置されており、教育プログラムを通じて毎年14万人以上の医療従事者を育成しています』

『株式会社ニコンがNVIDIA Jetsonを活用した家畜のライブモニタリング システムNiLIMoを開発し、株式会社ニコンソリューションズが発売を開始』


AI関連銘柄の拡大

先週、モルガン・スタンレーとエバーコア ISI のアナリストが、デルのAI展望に関する強気のリサーチを発表し、同社の株価は約10%上昇しました。

AI関連銘柄は、すでに NVIDIA、マイクロソフト (MSFT)、アルファベット (GOOGL、GOOG)、メタ (META) といった人気銘柄以外にも広がりを見せています。
S&P 500 指数の中で今年最高のパフォーマンスを見せているのはエネルギーと公益セクターであり、どちらも 13%以上上昇しています。
ストラテジストたちは、公益セクター (XLU) のキャッチアップ・トレードを指摘していますが、AIもまた熱狂の要因となっています。
同じことがエネルギーセクター (XLE) にも当てはまるでしょう。

デビッド・コスティン氏率いるゴールドマン・サックスの株式戦略チームのリサーチによると、エネルギーセクターの企業の 66%以上が今四半期の決算説明会でAIについて言及しており、前四半期の 19.1% から増加しています。

JPMorgan Asset Management グローバル市場ストラテジストのジャック・ Manley 氏は、AIのストーリーが持続可能かどうかは「私たちが答えなければならない最も重要な質問の一つかもしれない」と述べました。

Manley氏はヤフーファイナンスに対し、「このAIブームは本物なのか、それとも一時的な流行なのか? 率直に言って、AIが世界を根本的に変革するかどうかはまだ結論が出ていません」と語りました。

そして、「市場が『AIに対して少し過剰に反応してしまったのではないか? 利益の一部を先食いしてしまったのではないか? それが現在の株価に反映されているのではないか?』と気づくようなことがあれば、市場はやや不安定になる可能性があると思います」と付け加えました。



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