天皇賞秋 枠順確定後 感想

東京2000mは最初のコーナーまでが短い

コーナーまで約140mしかない。
良く言われるのは外枠の先行馬が不利。
最初の200mで①と⑮だと距離にして約2m違う。

外枠以外にも不利がある。
例えば、2020年の天皇賞秋。
外から⑪ダノンプレミアムが先手を取るために急角度で内に切れ込んでいった。
他の外の馬も内に行こうとするから馬群が一気に狭まりスタートが遅かった⑥(黄色)と⑦(緑)が両隣の馬達に前を狭められて後退した。

画像1

急激に馬群が凝縮するのでスタートで後手を踏むと必要以上にポジションを下げてしまうのだ。

これは内枠の馬に特に顕著で外からどんどん前に来られて気がついたらポジションを下げていたなんてことも多い。

内外で言えば、
去年は当日の雨の影響もあり内が良くなく①コントレイルは早くから外に出し準備をしていた。
直線の伸びは2019年は内も良かったがそれ以外の年は内よりも3mほど外側がいい。

展開予想

③パンサラッサが逃げるのだが出足が良くない時もある。
宝塚記念はスタートで両隣の馬に遅れてしまった。
札幌記念はウインマリリンが速かったので内から頑張って先頭を取りに行った。
今回も①マリアエレーナがスタート良いので頑張って先頭を狙いに行くだろう。
そして頑張った分だけペースは速くなる。

⑫バビットも前を狙うので最初のコーナーまで内に切れ込みながら走るだろう。
その影響で内側の馬は前が狭められることもありそうだ。

⑨ジャックドールは2頭を行かせてその後ろの外側3番手を悠々と進む。
①と④が内で4,5番手。

問題は②カラテ、⑤ダノンベルーガ、⑥ジオグリフ、⑧シャフリヤール、⑩ノースブリッジ、⑪レッドガランの6頭のポジション争い。
前が狭まりながら最初のコーナーに向かうのでスタートで後手を踏んだ馬の位置取りが後ろになる。
⑩ノースブリッジはスタートをミスる時もあるができれば⑨ジャックドールの後ろにつけたい。
⑪も先行勢の後ろのいい位置を取りたい。
⑤、⑥、⑧も好位で前に馬を置いて折り合いたいのでここのポジション争いが注目だ。
②は出たなりで、それでも後ろすぎる位置は嫌だ。

⑦イクイノックスは上記の馬達の後ろで12番手位を選択しそうだ。

⑭ユーバーレーベンと⑮カデナはいつも通りの後方待機。

⑬アブレイズはマーカンド騎手で出たなりで無理にポジションは取りに行かない。
外側の中団後方で⑦イクイノックスの近く

内で遅れないように頑張って前に出るか最初のらペースは速くなりそうだし、バビットがその後ろにいてペースは落ちにくい。

1000m58秒か?

直線での進路取りは当日の馬場傾向を参考にするだろうが、あまり大きなバイアスはないかもしれない。

何かが起きそうな、すんなり決まらなさそうな枠の並びになった

①マリアエレーナ
スタートのいい馬で内枠から先行して2~4番手で競馬する。
③のパンサラッサの後ろについて行って向こう正面で落ち着かせれば望み通りのポジションが取れそうだ。
内枠先行は距離ロスも少ない。
あとはBコースに替わって今週の馬場傾向がどうなるかだが、調子のいい先行馬にいい枠が当たった。

②カラテ
当日の馬場次第だねー。
内も良ければ渋滞の可能性はあっても内にこだわるだろうし。
位置取りは好位/差し馬達の動向次第ではイクイノックスの近くになるかもしれない。
4,5枠で馬群の中で流れに乗りながらっていうのが良かったのに。
信じて買うだけなんだけど、ちょーっとイヤな感じ。
去年の東京新聞杯のように前が開いてくれるといいのだけど。

人気の⑤⑥⑦⑧⑨がいい枠をひいた。
勝ち馬はこの中から出てきそうだ。

⑬アブレイズがイクイノックスの後を追う形になったら予想以上に上位に入れる可能性もあり

⑩ノースブリッジのスタートが良ければ⑤⑥⑧の外で蓋になるかもしれない。

有力馬が近くに集まったせいでゴチャゴチャしたら内の先行馬で決まるかもしれない。

なんとも難しい枠の並びになった。

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