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結婚式を延期した話

 5月上旬に予定していた結婚式が延期になった。

 新郎ご心労つって。笑えんわ。

 でも、ヤバイちょっと間に合わないかも…と思っていたダイエットに猶予が与えられ、ホッとしているところは正直、ある。7㎏落としてもなおはち切れんばかりのこのワガママボディーを誰かなんとかしてくれ。

 私たちは今回、延期をしたことでハチャメチャに費用がかかるということはなかった。中にはキャンセル料にウン百万払うことになった、という人たちもいるようなのでかなり恵まれているが、それでも迷った。

 私たちの場合は家族挙式、数日後に友人を呼んで1.5次会という形で準備を進めていた。もう招待状は送ってしまったし、遠方から来るゲストの飛行機もホテルもとってある。キャンセルができない早割で。ゲスト全員にリスケジュールしてもらうのも申し訳ないし、余興の準備だって進めてもらっていた。

 最初は強引に決行できる気がしていた。日本の感染者は海外ほど多くないし、毎日ニュースで流れる新しい感染者は数人。このまま落ち着いて、何事もなかったかのように4月から新年度が始まって、フェスなんかも開催されて、週末は友達と飲みに行く。いつも通りの毎日の中で、5月は待ちに待った結婚式がある、それだけのことじゃないか!と。

 たいしたことないだろうと高を括っていたが、状況はどんどん悪くなっていく。「あ、延期しよう。」と思ったのは、東京都知事が週末の外出自粛を要請した日だった。このまま決行して、会場や電車、飛行機でもし誰か一人でも感染してしまったら?結婚式の1週間後にゲストがいっぺんに体調不良になったら…?と急に怖くなった。

 そこからは早かった。式場や会場に延期を申し出て、改めて日程調整を行った。ありがたいことに、ゲストからは「早めに決断してくれてありがとう」「新しい日程になっても必ず行くからね」と温かい言葉をたくさんいただいた。みんなやさしい。すき。

 ということで、結婚式、1.5次会ともに秋に延期することにしました。

 秋になってもこの騒動がおさまらなかったらもういっそ全て二人でやってライブビューイングしようと思う。5Gも始まったことだしね。そのころには完全に仕上がっているであろう私のイケイケボディーを高画質で見てくれ。

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