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例えばお子さんに『肯定』で伝える

自分ってどんな伝え方をしているだろう?

今日はお子さんに何かを伝える時
言い方を意識することについて
考えてみました。

案外これって
無意識に口から
出ているんですよね。

自分の口癖って
人にはわかるんだけど

なかなか自分では
気がつけない。

人に真似されたり
映像で撮られた自分を見て

自分ってこんな感じなんだ…

と初めて知る。


ここのところを
意識してみたことがあったんですよね。

子どもたちに対して
どんな声がけをしてるんだろう?って

ふと思い立って…。

そしたら

やだ
こんな言い方してたの私って…

でした。

やっぱりです。




『否定の声がけ』がたくさん・・・

なんということでしょう…。

否定の声がけがたくさんでした!

例えば
水が入っているコップを持っている
子どもに
「ちゃんとみないとこぼしちゃうよ!」

とか

道を歩きながら
縁石の上を歩こうとしている子に
「落ちちゃうから、
 登っちゃダメだよ!」

みたいに。

ついつい
言ってしまうんですよねぇ…。

きちんと立っていてほしい時には
「フラフラしないで!」って。

我ながら
驚くほど
否定の声がけから入っていました!

これじゃ
これを耳にしなければならない
相手は

それが例え
子どもだろうが

「やめて〜!!」と
思うでしょうねぇ…



なんでこんなに否定してるんだろう?

毎回スラスラと

こんなに『否定』する
声がけをしてしまうのは
なぜなんだろう?

ちょっと考えました。

確かに
職場(保育現場)で
素敵だなーと思う先生は

『否定』から入ってないんです。

なんで
私は『否定』から
入っちゃうんだろう??


多分これは
私に限らずだと思うんですけど

目の前の出来事に対して

目の前で
起きそうなことを
予測するスイッチが
入るんですよね。

これは悪いことじゃないです。

予測能力をみんな持っているので。

人間の中に組み込まれている
『危険回避』をするための
大事な能力なんだと思います。


その予測したことを

そのまま口にしてしまうから

『否定』してしまうことが
多いんだと思うんです。

何しろ
『危険回避』するための予測ですから。

危険な方
失敗する方
やっちゃダメな方

これらを
優先するように
多分遺伝子レベルで
できていますから

まず思い浮かんだ方を
口にしちゃうんだと思うんです。

遺伝子にはかないません

遺伝子のせいです
きっと!



ただね、日常ではね・・・

とはいえ
日常でいつもいつも
隣の人に

危険な方
失敗する方
やっちゃダメな方を

声かけられたら
隣の人は
嫌になりますよね?

気持ちが沈みます。

腹も立ちます。

耳を塞ぎたくなります。

どうせ言っても
応援してくれないんでしょう?と

あきらめます。

せっかく
『危険回避』のために
放った言葉も
聞き流されます。

残念な結果です。



一歩先ゆく!!

じゃどうすれば?
ということですよ。

どうするかというと

遺伝子レベルで
反応した『危険回避』の
一歩先へいくのです。

危険を予測したら
その後に

そういうことを避けた
後の姿

『こういう姿がいいよ!』

が思い浮かぶように
伝えるんです。

『否定』とは真逆の
『肯定』を使って伝えてみるんです。

さっきの例えで言うと

水が入っているコップを持っている
子どもに
「ちゃんとみないとこぼしちゃうよ!」
→「こぼさないように
  両手でちゃんと持ってね」

とか

道を歩きながら
縁石を歩こうとしている子に
「落ちちゃうから、
 登っちゃダメだよ!」
→「道を歩こうね!
 ここは歩くところじゃないからね
 あっちなら、危なくないから
 あっちで登ってみようね!」

どうしたら
良い方なのか?
正解の動きはどんな動きなのか

を伝えてあげるのです。



ちょっと意識してみるところから

これ
自分でやってみると

意識しないと
なかなか
できないことでした。

意識しても
なかなかできないことでした。

改めて

目の前のお子さんに
自分は
どうしてほしいんだろう?って

考えさせられました。


うまく言葉が見つからなくて
『否定』から言葉が
今だに出てきてしまいます。

でも
意識することで

『否定』から入らないで
『肯定』から伝えられることも
増えてもいます。

これも
練習が必要です。


何回かに一回しかできなくても
『肯定』から伝えられた時は

相手も嫌な顔しなくなるし
自分も言っていて
気持ちが楽なんです。

お互いにいい感じです。

ちょっとこれまでより
一手間かかってしまうけど

心地よい空間が作れるなら
やる価値あると思うんです。

何か新しいことを
身につけるときは
何事も練習が大事。

最初から上手くいかせようと
思いがちですが

初めからうまくいくことの方が
稀です。

その前の積み重ねが大切です。

だから
なかなかできないかもしれないけど

まずは最初の一歩目
「否定から伝えない」
やってみるのもいいのかな?
と思います。

できた時の自分
まんざらじゃない顔をしている
自分が
きっとそこにい流と思いますよ?




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