心拍確認から、クリニック卒業へ
こんにちは。
6wにして早くもつわりの洗礼を受けながら迎えた、心拍確認の日のことです。
※私の治療歴や、このnoteの意図については下記の記事をご覧いただけたらと思います。
※私はお医者さんでも培養士さんでも看護師さんでもありませんので、専門的なことは分かりません。また、費用や治療の考え方もクリニックによって幅があると思うので、あくまで筆者自身の体験記であることご留意ください。
心拍確認の日
胎嚢確認の日から10日後が心拍確認の日でした。
前回の記事にも書いたように心拍確認の数日前、つわりのあまりの酷さに点滴を打ってもらうため通院をしていて、その時にもすでに心拍は確認できていました。
それでも今日再び心拍が確認できるとは限らないので、またドキドキしながらあの椅子に座りモニターを見つめました。
すると先生が、ここが心臓だよ、とピコピコ動く部分を指して教えてくれました。
2人とも、元気に心臓を動かしてくれていました。
そして先生がピコピコする部分にカーソルを合わせ何やらボタンを押すと、なんと心臓の音が聞こえてきました・・!
初めての経験で、驚きと感動で泣きそうになりました。夫にも聞かせてあげたかった、、!
診察では、つわりの時に食べやすいもののアドバイスをもらったり、転院先の病院そろそろ考えておいてね、と促されました。
転院か〜・・2年間通った不妊治療クリニックもいよいよ卒業が近いんだな・・
そしてこの日もエコー写真をいただいたのでカバンにサッとしまい、待合室へ戻りました。
点滴も、打ってから帰ることになりました。
クリニック卒業
心拍確認の1週間後くらいに予約を取っていたのですが、心拍確認の日から4日後に再度点滴を打ってもらうためクリニックに連絡を入れて向かいました。
この日もエコーで2人の無事を確認し安心したのも束の間、尿検査でついにケトン2+が出てしまいました。
先生から、もういつ入院になっても大丈夫なように、クリニックは今日卒業にしちゃいましょうということで転院先の病院に紹介状を書いてもらうことになりました。
本来であれば私の通っていたクリニックでは心拍確認後もう数週間様子を見てから卒業になるスケジュールだったので、突然の卒業に驚きました。
同時に、先生方には本当にお世話になったしとても信頼していたので、治療中はとにかく早く卒業したい気持ちだったのに、少し寂しい気持ちにすらなりました。
できることなら無事に生むまでここでこの先生たちに見てほしかった。。
点滴を打っている間に今日で卒業になることを夫に連絡し、急遽菓子折りを用意してもらいました。
点滴が終わり、転院先への紹介状を受け取り、この日まで使ってねと指示付きでルティナスとエストラーナテープを処方され、最後の会計待ちです。
待合室で、2年間このクリニックでいろいろなことがあったな・・と振り返ると、まだ産んだわけでもないのに涙が溢れそうでした。
そして会計に呼ばれクリニックをあとにしようとしたその時、受付の方が担当の先生に声をかけてくれたようで最後に先生に会うことができました。
大変かもしれないけど、頑張るんだよ〜!!と励ましてもらい、ふらふらになりながらも心はほくほくでクリニックを卒業することができました。
不妊治療に終止符
まさか「顕微授精しか選択肢はありません」と突きつけられるとは想像もしていなかった2年前。
普通の産婦人科でのタイミング指導に見切りをつけ、大げさかなあ?なんて思いながらも勇気を出して不妊治療専門のクリニックに早めに切り替えたのは正しい判断だったなと思います。
不妊治療は期間も内容も症状も薬の副作用も全て本当に人それぞれですが、どの人も相当辛い経験をされていると思います。
なにより、大金を払って仕事もあれこれ調整をして周りに迷惑かけて治療を続けても、無事妊娠・出産まで辿り着ける保証もないというのが不妊治療の辛さであり怖さです。
今こうして記事を書いている私はまだ29wの妊婦で、無事に産まれるかどうかは産まれるまでわかりません。
それでもひとまず2年間の治療を経て運よくクリニックを卒業することができたので、これまでの出来事をまとめました。
どなたかのご参考になりましたら嬉しいです。
ちなみに
治療中はいろいろな感情が渦巻いて夫にも理解してもらえず抱え込んでしまったり悩むこともありましたが、SNSで不妊治療を頑張っている方々と繋がれたことが私にとっては心の安定につながりました。
SNS上のフォロワーさんたちがどんどん卒業していくなか自分だけ取り残されそうになる恐怖も味わいましたが、それでも情報交換をしたり励ましあったり共感しあうことができる仲間がいるとわかるだけでも気持ちが楽になることが多々ありました。
辛い気持ちを抱え込んでしまう方、吐き出すことで頭の中の整理もできるし、吐き出すことでスッキリできるので個人的にはSNSを活用するのもおすすめです。
次回からはクリニック卒業後の妊娠経過となります。
それではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?