工事編_ベースを整える
更新が滞りまくっておりました。(前回の記事から何と約3年。。。)
実は、この間に妊娠出産という大イベントを乗り越え、仕事復帰をして早1年超。
日々の生活を乗りこなすことにいっぱいで、工事のことを思い出して整理してまとめて文章を書く、などと言う作業の時間的心身的余裕がありませんでしたが、少しずつ子供のいる生活が日常となりつつある今、やはりきちんとまとめ切りたいとい
う思いが強くなってたので、まだまだ重たい筆ではありますが、再開したいと思います。
と言ってもいつ途絶えるか分からないので、何事もなかったかのようにさらりと始めますw
少しでも興味を持って見ていただいている方は、引き続き気長に見守っていただけると嬉しいです。
スケルトン状態からの耐火被覆+断熱工事
前回の記事では、既存の住宅の全ての内装を解体し、建物の構造上必要な柱、梁、床だけの状態になりました。
この状態を建築業界では、フルスケルトンにする、と言ったりします。
同様に、今回全て撤去した内装や間仕切りなどをインフィルと言います。
たまに耳にする言葉かもしれませんね。
ここからいよいよ、自分たちの住まいとして整えていくわけですが、
いきなりキッチンセットをドーン!と設置できるわけではありませんw
まずは、人間で言う所の筋肉や内臓を作ることから始まります。
建物でいう筋肉とは、建物の周辺で起こる環境の変化に対応するため、骨組みの次に大事な部分です。(とここでは定義してみます。)
具体的には、火災に対して柱や梁などの骨組みを守る耐火被覆。
また、寒さ暑さから室内環境を守る断熱工事などです。
※建物の内臓部分についてはまた別の記事でお話しします。
既存の住宅にはどちらも施されていなかった(昔の建物には珍しくないことでした)ため、フルスケルトンにした今しかできない工事なので、この機会にやってしまうことにしました。
想像に難くないと思いますが、これらの出費が結構重たい!
「完成したら見えなくなるところなのに。。。」
という心の声に幾度も負けそうになるところをグッと堪えて、工事スタートです。
もちろんこの工事は専門的な機械や装備がないとできない内容のため、専門の業者さんにお願いしました。
それぞれの仕様については、建築の法規や性能の専門的な話になってくるのでここでは割愛しますが、何せ出費が痛いので、我が家では最低限の仕様としました。
特に断熱材に関して、省エネ住宅が声高に叫ばれている今では少し物足りない仕様だと自覚していますが、それもまた勉強。
体で感じ、今後に活かして行く所存ですw
工事自体は、どちらも「吹き付け」といって、トラックに積まれた機械から伸びる太いホースから材料が出る仕組みになっていて、それを必要な箇所に文字通り吹き付けて定着させていきます。
期間としては数日、あっという間に終わる工事でした。
ささやかですが、建物にとって重要な筋肉を蓄えて、安心感がグッと増したビル。
断熱材で囲まれたメルヘンなパステルグリーンを愛でるのも束の間、次の工事が進みます!
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耐火被覆・断熱材工事にかかった期間と費用概算
・期間:
2019年9月27日〜9月30日
・費用:
耐火被覆工事一式 25万円+消費税
断熱材工事一式 23万円+消費税
・概要:
>耐火被覆 日本ロックウール株式会社 スプレエース
>断熱材 フォームライトスプレー 吹付硬質ウレタンフォームB種
壁 20mm / 天井50mm
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