断罪断罪断罪です

お疲れっス
いやはや、バンドマンが打ち上げでやらかしてましたね

概要：某バンドのメンバー数名が居酒屋で大声を出し、タッチパネルがあるのに店員さんに直接オーダーしてみたり、居酒屋に来たファンと話したり、トイレで色々汚いものをぶちまけて店員さんに迷惑をかけた

これを受けてSNS上では、やれ「バンドマンなんて人間性がクズなやつばっかやから仕方ない」だの「バンドマンこそ人間性を大切にしなきゃいけないのに」だの、いろんな意見が飛び交ってますが…

現役バンドマンとして恐れ多くも思う事は、「僕達も人間なんですぅ！」です

警察も犯罪を犯す、裁判官も間違った選択をする、教師もいじめを助長する
政治家は居眠りするし、ドライバーも飲酒運転する
バンドマンも嘘つくし、お笑い芸人が人を泣かせることもある

きみもわたしも、下地は人間なんやから

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SNSで「昔なら許されてた」系の問題が取り沙汰されるたび、「取り沙汰された時点で、一旦試合終了やな」と思う

SNSという名のまな板に上がってきたネタを、何万人という人が一気に見るわけやから、そりゃ好き嫌いも、許す許さざるも、調理方法も何万通りとなる

そうなったらもうてんやわんやで、様々な意見が飛び交い、やがて「法で裁けるかどうか」というところに落ち着く

そこで、別に犯罪じゃないやん、と皆が気づけば、一応事態は収束へと向かう

集中砲火により焼け野が原と化したタイムライン上には、多かれ少なかれデジタルタトゥーを刻まれた人間だけが残り、彫師共は闇へと消えていく

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時代と共に社会的な価値観や倫理観は変わるけど、個人の価値観も秒単位でじわじわと変わっていく


元バンドマンが「自分もバンドマンやってた時なら許せたけど、今の時代で流石にそれはないっしょ～」とか、そういう事を平気で言っちゃう人もいる

そういう人に対しては「引退組はシーッ！静かに！」としか思わないが

ちなみに今回の件で叩かれてるバンドマンを私は直接的に知らない

なので同情もないし、叩く気もない

万が一、かのバンドマンたちがライブ中のMCや、普段のSNS上などでの発言で「人に迷惑かける奴はクズだ！」とか「お客さんに手を出すバンドマンは腐ってる！」とか公言して、自らのクリーンを売りにしてたら話は別やけど、それすら知らないし、わざわざ調べようとも思わんし、もしクリーンを売りにしてたらバカほど叩いてやるぜとも思わない

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炎上商法にすらならない今回の件は、多分1週間ほどで完全に無かったことになるやろう

SNSで炎上してしまった時の対処法として、既に現代人は「自然沈下するまで放置する」という最適解を見つけてしまった

数日も経たないうちに、他のくだらないニュースが自分の姿を覆い隠してくれると知っている

そして傍観している側も勿論それは承知しており、線香花火のような娯楽的感覚で炎上を見守る

この炎はどんな消え方をするのかな？と、時に思い出してはタイムラインを追いかける

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こうなってくると、過去にSNSでやらかして、ガチで人生終わってしまった人達が浮かんでくるよね

あの人達は、現代人のSNSへの付き合い方を見てどう思っているのか…
自分やったら変に逆恨みしそうやな…

「私たちは散々叩かれて人生まで潰されたのに、今の人達はなんでこんなに罰が軽いんだ！不公平だ！」っていうね

SNS黎明期にデジタルタトゥーを刻まれた人たちが、昨今SNSで発生した問題に対する断罪が甘い！と躍起になっている可能性もある

いや、考えすぎか

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遠い昔、罪人に刻まれた刺青
時を経て刺青の意味は多様化したが、大昔の名残で未だに刺青やタトゥーに否定的な人も多い

特に歳を重ねた人ほど、悪い印象を持っている


しかし最近の若い人達の中にはタトゥーをファッションと割り切っている人も多く、レーザーで消せる技術も進歩しているし、昭和生まれの人達よりも身近にタトゥーがある気がする

面白い事に、デジタルタトゥーも同じような流れがある
デジタルタトゥーという言葉が生まれた当初は消せないものとして扱われていたが、今や簡単なデジタルタトゥーなら数日で自然消滅してしまう

リアルタトゥーと同じ濃度で時代に馴染むデジタルタトゥーは、なんとも不思議な存在として現代のインターネットに漂っている

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とはいえ、そんなもん無いにこしたことないので、人にやさしく、金はなくとも余裕を持って生きていきたいものですなっ(バシャウマ)

ほなおつかれい～