安楽と安楽
お疲れ様でやんす
みんな安楽死って知ってるか?私は知っている
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肉体と精神
安楽死に対して、肯定派か否定派かと問われたらぐぬぬとなってしてしまうわ
自分自身、人生に対して基本的にはめちゃくちゃ楽観的というか、危機感が欠如した状態で生きている自信があるねんけど、それでもやっぱり自分の倫理観や人生観における最後のストッパー的な役割を果たしているのは死生観やと思っとる
生きとるだけで丸儲け、という言葉があるけど、私もそう思う
子供を見たら特にそう思う
嘘やと思われるかもしれんけど、私は結構頻繁に、息が出来る事や、歩いて移動できる事に感謝をする
健康な肉体への感謝やな
これって崇高な感覚かもしれんねんけど、一歩健康状態を踏み外したら破綻してしまう諸刃の剣やねんな
別ベクトルで、精神的な部分への感謝ってのもある
例えば、めちゃくちゃ難易度が高い物事を成し遂げた事があるという自信、これまでしっかり関係性を築いてきた相手への信頼、真面目に生きたからこそ得られる信用、諸々ふまえての自尊心、とかね
これらは肉体が、多少の期間、多少の度合い傷ついたとしてもそう簡単に破綻しない
しかし一度大切な部分が崩れると、一生立ち直れなくなり、そのまま自殺してしまう危険性もあったりする
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筋トレか祈りか
肉体は精神を支える事が出来るけど、精神が肉体を支える事はほぼ出来ない
心がモヤモヤしていても筋トレをすれば心が腫れる
実際に筋トレ等で発生する身体的負担をリカバリーする際には、精神的負担が減るらしい
しかし、交通事故にあった時にいくら祈ってもリカバリーされる事はほとんど無い
癌で余命宣告を受けた患者が、余生に好きな事だけをして長生きしたとか、あるっちゃある(筋トレが精神をリカバリーするより確率はかなり低い)
肉体信仰と精神信仰のどちらかだけを持つ人は極端で、普通の人々は、ブレンド具合こそ違えど両方併せ持つことが多い印象がある
その他にも心の拠り所とする事象(宗教・趣味・コミュニティ等)があって、その人を形成する
行き過ぎた信仰は身を亡ぼすが、信仰の果てに完成した自我こそがその人のアイデンティティであって、無下には出来ん
「信仰」と言うから日本人にとっては宗教色が強くて敬遠されがちかもしれんけど、まぁいわゆる自分を形成しているものの大多数は信仰をもとに生産されているもんやと思うんや
私のように売れていないミュージシャンがサラリーマンをしながらも音楽を続ける理由ってのも、結構信仰に近いものがあると思ってる
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信仰の崩壊
さて、自分が一番に信仰しているものが崩れた時
もしくは、信仰が継続不可能になるほど肉体的及び精神的被害を被った時、人はどういう心の動きがあるのか、って話になってくるわけなんやけども
雑に分けてしまうと3パターンある
1.あきらめる
2.違うものを1番に繰り上げる
3.耐えられなくなる
例えば私は、ギターを弾いて歌を歌うが、事故で喉が潰れて指も動かせなくなったとしよう
1.あきらめる
悲しいけど仕方ないな、諸々役所に申請して、なんとか一人で生きていけるように仕事探そう
2.違うものを1番に繰り上げる
声も出ないし指もうまく動かなくなった
音楽が出来なくなったわけじゃないからこれからはPCで音楽作ってやっていくか~
3.耐えられなくなる
もう無理や終わった
こんな感じでしょうか
ちょっとあんまり想像したくない事やからリアルに考えられねぇわ
しかし、ゴンもいうてたけどそういうシーンがいずれ来るかもしれないんよな
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折り合いの付け方
さきほどの例の場合、①自分が生まれて②何かを手にして③失う
という3工程に分かれてるわけやけども、その場合、なんとなく折り合いがつけやすいような気もするんよな
喉元過ぎれば熱さを忘れるというか、血の滲むような努力も過ぎ去れば想い出になったりするし
なにより努力して何かを手に入れた人ってのは、引き換えに何かを失ったりするから、成長する過程で「失い方」というか「失った時の心の動き」とかを知ってるような気がするんよ
だから折り合いがつけれる人が多いと思う
しかし、①生まれた時から酷い苦痛を伴う病気がある、というパターンもある
①自分が生まれて②何かを手にして③これを失うなら死んだ方がマシというものを失う、というパターンもある
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安楽死という選択肢
海外では安楽死を選択できる場所があるらしい
日本では認められてない為、日本人には縁遠いもんやけどな
海外までわざわざ出向いて死を選ぶ、ってのは並大抵ではない理由があるんやろう
生きたくない、という理由
自分が高校生の頃、人生で一番ギターを弾いてたんやけど、その時によく考えてたのが「事故ったりして指がなくなったら自殺するかもな」やったんや
でも今は、ギターを通して得られた人間関係や環境があるからそんなアホな事は考えない
歌も歌ってるし、ギター捨てて歌ったらええか~って思える
歌も歌えなくなったら、まぁ潮時ってことで、と身を引くと思う
不思議やね、同じ「指を失う」にしても、タイミングによってこんなにも考え方が変わるんや
あんなに執着していた思いも、いずれは消えてなくなるんや
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参考資料
YouTubeに安楽死の動画がアップされてるので、暇なら見てみてね
安楽死を教唆しているわけでは決してなく、世界が認めるひとつの意見、死を選択する覚悟の濃度を知る事が出来る貴重な動画やと思ってるから、このブログを見てくれてる君に勧めるんや
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別に私は病んでないけど、そろそろ海パワーが必要になってきた
※海パワー:海をただ眺めることで摂取できるパワー。大学時代の先輩が教えてくれた。
てことで今度の木曜日、久々にデジデトでもしようかな
欲を言えば日本海の荒れる海を、立つ白波を、眺めたいもんですな~
ほなお疲れい~
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