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ツツドリ渡来

 ホトトギスやツツドリなどのトケン類(カッコウ科の仲間)。繁殖期(4月中旬~7月)には鳴き声でその存在を知ることができますが、近くで観察することは警戒心の強さゆえとても難しい仲間です。
 夏の終わり頃、この仲間を比較的近くで観察するチャンスがやってきます。ポイントはウメやサクラの林。これらにつくガの幼虫を食べに、渡りを控えた彼らがやってくることがあります。特に「モンクロシャチホコ」は夏の終わりに発生し、格好のターゲットになります。

モンクロシャチホコ 幼虫

 ちょっと早いかなと思いながらの8/13、1羽のツツドリがやってきていました。幼虫はまだいないのか、周りの林縁をうろうろ。ラッキーなことに見やすいところにとまったのを撮影。警戒が弱めとはいえ、シャッターチャンスは多くありません。何度もフィールドに足を運ぶのがポイント。暑い時期なので、早朝に近くのサクラ林、ウメ林をチェックしてみましょう。時期は8月下旬がピーク、モンクロシャチホコがいなくなると近くで見ることは難しくなります。

ツツドリ 2023/08/13 神戸市西区神出町
Canon EOS R7 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

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