長期投資中の株価暴落時の身の振り方
証券外務員一種資格を保有しているかぶもなかです。ここ1週間ほど投資信託を積立で買い始めた人たちから阿鼻叫喚が聞こえてきます。
結論を言ってしまうと
「長期投資のつもりなら、そんなもの気にするな」
です。
暴落を気にしてはいけない理由
株価の急変動は必ず起きます。長期投資であれば避けられないイベントです。
しかし『長期投資』を始めるときに
「目先の株価変動を追わず、時間を味方にして資産を増やしたい!」
と考えているはずです。
それなのに株価暴落という短期的なイベントを気にするのはナンセンスです。
ましてそれを理由に売買を繰り返すのは最もやってはいけないことです。逆に最適解は「見なかったことにする」です。
投資家心理と長期投資
気にするなと言われても気になるのが人間です。ご自身のお金がかかっているなら尚更です。だから毎日15時に日経平均株価の終値を確認したり、のめり込むとザラ場中の数値を確認したりしますよね。その習慣をやめましょう。
理由は長期なのにやっていることは短期トレーダーのそれだからです。それが習慣づけられると暴落が起きている最中に株価が乱高下する様を食い入るように見ることになります。
そうなると人間は狼狽します。「何か行動を起こさねば!」と考えます。しかし長期投資の場合は『能動的に行動を起こさない』ことがミソです。
そう、だから対処法は『情報を必要以上にリアルタイムで見ない』こと、そのために『普段から過度に相場を気にしない習慣をつけること』になります。
相場を過度に気にしない習慣の作り方
ここで大事なのは『過度』という言葉です。相場情報を知っておくのが望ましいのは事実です。しかしリアルタイムで知る必要は全くありません。
長期投資では情報の『鮮度』に意味はない
まず平日昼間は目先のお仕事に集中しましょう。終値は夜のニュースで知るくらいにしましょう。これを習慣にしましょう。
長期投資では「目先の株価変動を追わず、時間を味方にして資産を増やしたい!」という思いから始めたはずです。『長い』時間を味方にしたいのに目先の『短い』時間に振り回されては逆効果です。
かぶもなかの場合
私は米国株に長期投資しています。しかしS&P500の終値は把握していません。それどころか保有している個別株5銘柄の株価も把握していません。気にしているのは評価額だけです。
「あなたプロでしょ?把握していないの?」と感じると思います。
一応、お仕事でお会いするファイナンシャルプランナーさんと雑談できるレベルの情報は仕入れていますが、その情報を仕入れるのは当日15時ではなく翌日12時です。
つまりこのレベルで十分だということです。
まとめ
投資したら気絶しましょう。投資家でなく凍死家になる。
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