「ストリートピアノの気持ち」

今回は新長田の街に最近増えてきている「ストリートピアノ」さんへのインタビューです。

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－記者－なんでここにいるんですか？
－ストリートピアノ－
いや僕もわからへんのよ
行政の人に持ってこられてね
最初は慣れへんかったわぁ
こんな目立つとこに置かれるなんか聞いてなかったもん
弾く人も勇気いるかもしれへんけど、ここに立つピアノも勇気いるねんで
－記者－
弾きに来る人はたくさんいますか？
－ストリートピアノ－
これがな、結構おるねん。
一昨日のあの小学生の女の子、上手かったわぁ
小さい指が流れるようでね、終わった後ついていこか思たよ
もう一回来てくれへんかなぁ
－記者－
四六時中大変ではないですか？
－ストリートピアノ－
そう！That’s right！ほんまにその通りやわ
僕は元々とある小学校におってんけど、小学校って音楽会の前か音楽の時間しかピアノ使われへんやんか
授業の間とかは僕も休んでてん
でももう今となれば常にオンやん
居眠りなんか絶対でけへんし、やっぱ大変やな
－記者－
誰も弾いてない時は休憩時間では？
－ストリートピアノ－
でた。でたわ！
自分あんま物大切にしてこんかったタイプやろ
いつ何どき弾かれるかわからへんねんから、常に気張ってんねん
人間でいうアップや
しかもここ神戸は音楽の街やで
弾ける人めっちゃおるから常に臨戦態勢やねん
考えられる？
ずーっと走ってるねんで。
来年のオリンピック出たろかな思うわほんまに
－記者－
じゃあ、もう辞めたいと思ってますか？
－ストリートピアノ－
いやそういう意味ちゃうねん。愚痴ちゃうねん
これがな、ほんまに楽しいねん。もう天職やおもてる
－記者－
ちなみにやりがいは何ですか？
－ストリートピアノ－
やっぱ弾いてもらうと気持ちええし、弾いてる最中の満足そうな顔！
上手い下手はホンマに関係ないねん
楽器に触れて、音を鳴らして楽しい
そういう楽しんでるときの人間はホンマにええ顔してるんよ
その顔見る瞬間が一番やりがいあるね
あ、この前の上手かった小学生きた！ほなな！