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屋根塗装で注意!棟板金の釘抜けについて

皆さんこんにちは。小林です。
今日は、屋根の話をしたいと思います。
私は塗装を控えたお客様に、「屋根は塗るだけでなく、棟板金(むねばんきん)の釘打ちもしてもらってくださいね。」とご説明します。
棟板金とは、屋根のてっぺんにある板金のことです。

スライド1

よく台風で屋根が飛ばされた、なんて話を耳にしますが、実は飛んでいるのは屋根材ではなく頂点の棟板金という部分なんです。
棟板金は一枚1~3mほどある大きな鉄板なので、飛んできたら一大事です。
ではなぜこんな大きなものが飛んでしまうのか、ご説明していきます。

そもそも屋根は屋根材を下から重ね、頂点で貫板という板で屋根を固定します。
ただ貫板は木で水に濡れると腐ってしまうので、さらに上から棟板金を被せます。

棟板金

この棟板金は横から釘を打って貫板に固定しています。
ただ、この棟板金を固定している釘は年数が経つと抜けてきてしまいます。

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(▲築7年も経つと抜けてきます。)

釘が抜けると釘を伝って雨が中に入るので、貫板が腐ります。

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また、棟板金自体も浮いてきてしまいます。

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この状態になると台風で下から巻きあげる風が吹いたときに、棟板金が飛んで行ってしまいます。

台風被害2

棟板金の修理には20~30万円かかるので、この状態にならないように塗装の時には抜けている釘を打ち込んで、上からコーキングで蓋をすることが大切です。

釘打ちコーキング

皆さんも屋根塗装の際は、ここまでやってもらえるか確認してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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