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運に見放されている

昨日は久しぶりに息子と会うことが出来ました。

元妻と息子が私の家の近くまで来てくれたので、夕食を一緒に食べました。

そして学校で作ったという父の日のプレゼントをくれました

レザーのキーホルダーです。
あとは手紙も

一生懸命書いてくれたのが伝わります。

久しぶりに息子に会うことが出来てとても嬉しい一日でしたが、身体は相当無理をしていたようで、帰るなり首、背中の痛みが出てきて、熱もまた上がって来てしまいました。

それでも解熱剤を飲んで就寝し、今日は投薬治療のため病院へ、事前の採血、レントゲンは問題無く、化学療法が出来るとの事でした。

リクライニングシートに座り、準備の間にも既にウトウトしてきました。このまま終わってくれればと思いましたが…

急に悪寒がし目が醒めました、寒くて身体中がガタガタ震え、呼吸が早くなってきました。これはおかしいとナースコールを押して看護師を呼び、急に寒くなってきた事を伝えます。看護師が布団とホッカイロ的な物を持ってきてくれましたが、それでも震えが止まりません、そして呼吸も過呼吸でいくら息を吸ってもうまく吸えず、サチュレーションモニターの酸素飽和度も90を切ってしまいました。そのため投薬は中止、酸素ボンベを装着し、ステロイドを点滴します…

徐々に震えが収まり、呼吸も落ち着いてきました。

その間化学療法の先生がバイタルサイン等を見守ってくれていましたが、落ち着いたのを見て
「恐らく投薬によるアレルギー反応、アナフィラキシーショックです。今日の投薬は中止にしましょう」点滴を見てみると、まだ2種類のうちセツキシマブしか投与しておらず、それも規定量の1/3程度…

結果としてはまたスキップのようなものでした…

さらに、アナフィラキシーが出た以上セツキシマブについては今後も避けた方が良いとの事でした…

せっかく効き目が出ているような経過だったのに…

初回の手術からことごとく治療が上手く行きません。

ここまでは運に見放されているように感じてしまいますが、最後に遺伝子パネル検査で大逆転の可能性もまだあります。

神様はどうしても私に死んでほしいのかもしれませんが、私はまだどうしても生きたいです。

生きて息子ともっともっと思い出を作りたい。

だからまだ諦める訳にはいかないのです。


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