AMD RDNA 2アーキテクチャーとは

AMD RDNA 2アーキテクチャーの読み方

「AMD RDNA 2アーキテクチャー」は エーエムディー アールディーエヌエー ツー アーキテクチャーと読む。

AMD RDNA 2アーキテクチャーの主な特徴

「AMD RDNA 2アーキテクチャー」は、AMD Radeon RX 6000シリーズに搭載されたグラフィックスチップが採用するアーキテクチャーだ。
Radeon RX 5000シリーズのAMD RDNAアーキテクチャーの後継に位置づく。ゲーミングパフォーマンスに重点を置いたゲーミングアーキテクチャーとも呼ばれているようだ。

主な特徴として、
・前世代のRDNAアーキテクチャーと同じ7nmプロセスを採用、しかし動作クロックは引き上げに成功。
PCI Express 4.0に引き続き対応。

・前作と比べ1.5倍以上の電力効率となり、同じ動作クロックなら半分の消費電力、同じ消費電力ならば30%以上も動作クロックを引き上げている。

・ストリーミングプロセッサーが倍増し、それに伴いCU(Compute Unit)数やROP数、テクスチャユニット数など、グラフィックス描画にかかわる全ての演算装置を増設。

・「AMD Infinity Cache」の搭載により、実効メモリバス帯域を最大で3.25倍で使用可能。高速な内部バス「AMD Infinity Fabric」などの技術の組み合わせにより実現。

・レイトレーシング専用の演算装置としてレイ・アクセラレーターが実装。ソフトウェアで実行するよりも10倍も高速な演算が可能。

・DirectX 12 Ultimateに対応。DirectX レイトレーシング、可変レートシェーディング(VRS)、メッシュシェーダー、サンプラーフィードバック等をサポートし、リアルな照明と影を実現。

・AMD Ryzen 5000 シリーズ・プロセッサー と AMD 500シリーズチップセットと組み合わせることで、CPU上から6000シリーズのグラフィックスカード上の全メモリ領域にフルアクセス可能な「Smart Access Memory」(SAM)機能を搭載。SAMによりCPU、GPU間のアクセスのボトルネックを解消し、最大で11%のパフォーマンス向上が見込める。

・SSDなどのストレージからCPUを介さず直接GPUへ圧縮されたデータを読み込む「Microsoft DirectStorage」に対応。「Microsoft DirectStorage」は今後Windows 10に実装予定の機能だ。

・映像出力端子も強化され、HDMI 2.1 DSC、VRR、FRL対応、Display Port 1.4 DSC対応となり最大8K 120Hzの表示に対応。

・マルチメディアエンジンもアップデートされ、8K AV1のデコード、8K HEVCエンコード、h.264 Bフレーム対応などが実装された。

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