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ChatGPTに身体性について聞いてみる

昨今、ChatGPTというAIが社会に実装されつつあるということは言うまでもない。ChatGPTによって、これまで時間がかかっていたことが短時間で可能となっている。例えば、私が今書いているこの文章もその一例である。これは、初めに私が書いた草稿をChatGPTがより読みやすい文章に変換しているのだ。ChatGPTが一般に普及する前と比較すれば、個々の人が専属の秘書を雇う状況に近いとさえ言えるだろう。

最新の技術やChatGPTのようなAIの進歩を目にする中で、徐々に人間の行えることが無くなっていくのだろうと感じている。これがいわゆるシンギュラリティの概念である。このため、私たちにとって大切なのは、何か「身体性」のような要素ではないかと考えている。そこで、身体を持たないChatGPTに身体性について聞いてみることにした。

まず、身体性の重要性について聞いてみる。

(入力)身体性は今後、重要視される事項になっていくと考えますか?


(出力)はい、身体性は今後ますます重要視される事項と考えられます。現代のテクノロジーの急速な進化やライフスタイルの変化によって、人々はより多くの時間をデジタルデバイスやスクリーンの前で過ごすことが増えています。これに伴い、身体的な活動や運動の不足、長時間の座っている時間、目の疲れなどの健康問題が顕著化しています。

このような背景から、身体性が健康や幸福に与える影響が再評価されています。運動やフィットネス、バランスの取れた食事、十分な睡眠などが、心身の健康を維持するために重要な要素とされています。また、身体的なアクティビティはストレスの軽減や精神的な健康面にも良い影響を与えることが研究で示されています。

さらに、リモートワークの増加やオンラインでのコミュニケーションが一般的になる中で、運動不足や社会的孤立感などが顕著になる可能性も考えられます。こうした課題に対応するためにも、身体的な健康とバランスの取れたライフスタイルが重要視されるでしょう。

したがって、身体性は将来的にも重要なトピックであり、個人や組織、社会全体で健康的な生活習慣の促進やサポートが求められると考えられます。

ChatGPT-3.5 2023.8.26

やはり、技術が急速に進歩している現代において、アナログな活動が再評価されていくという方向性は、私が思っている通り出力された。

この身体性がなくなることによって、デジタル上でよく見られる現象がある。たとえば、SNSなどでなにかに対する意見を見る際、その意見の是非や整合性に関わらず、なんとなくそれを正しいと思ってしまう現象だ。こういった経験がある人は少なくないのではないだろうか。私はこれを、「身体性の欠如によるハロー効果」と呼んでいる。

これは私が考えた造語のようなものだが、これについてChatGPTがどのように説明するか見てみたいと思う。

(入力)主にデジタル上で起こる「身体性の欠如によるハロー効果」について説明してください。


(出力)「身体性の欠如によるハロー効果」とは、主にデジタルコミュニケーションやオンライン環境で起こる心理的な現象を指します。この現象は、対面でのコミュニケーションに比べて、デジタル上での相互作用において他人をよりポジティブに評価する傾向があることを示しています。

ハロー効果自体は、一般的には特定の良い特徴や能力を持つ人物を全体的にポジティブに評価する傾向を指します。デジタル上でのハロー効果は、以下の要因によって引き起こされることがあります。

1. 匿名性とプレゼンテーションの選択
オンライン環境では、自分の身元を隠すことが比較的容易であり、自分のポジティブな側面だけを強調して他人とコミュニケーションすることができます。このため、自分が良い側面を示すことができるため、相手の印象もそれに影響されやすくなります。

2. ノンバーバルコミュニケーションの欠如
オンライン環境では、非言語コミュニケーション要素(表情、ジェスチャー、声のトーンなど)がほとんど伝わりません。そのため、他人とのコミュニケーションにおいて、情報の一部が欠落する可能性があります。この情報の欠如は、相手をよりポジティブに評価する一因となる可能性があります。

3. 理想化とフィルターバブル
オンライン環境では、自分の活動や関心に関する情報を選んで発信したり、他人の情報を選んで受け取ることができるため、自分自身や他人のポジティブな側面だけが強調されることがあります。これにより、他人を理想化しやすくなる可能性があります。

4. 社会的距離の影響
オンライン環境では、物理的な距離が存在せず、対面のコミュニケーションよりも気軽に他人と関わることができます。このため、他人との関係が一種の理想化や幻想として捉えられやすくなることがあります。

これらの要因が重なることで、デジタル上でのコミュニケーションにおいて他人をより良く評価し、ポジティブな印象を持つことがあるとされています。しかし、実際の人間関係や評価は複雑であり、個々の状況や文脈によって異なることを理解しておくことも重要です。

ChatGPT-3.5 2023.8.26

デジタル上のコミュニケーションにおいては、ノンバーバルコミュニケーションによる情報が制限されるため、相手を適切に評価することが難しいという点は、私が考えていた通りだ。ChatGPTは、ふわふわと考えていた思考が、言語化する感じが良い。文脈を補強する装置としても優秀だ。

ハロー効果には、ポジティブハロー効果と、ネガティブハロー効果があり、上記ではポジティブハロー効果が出力された形だ。続いて、ネガティブハロー効果に制限して出力させてみる。

(入力)上記の解説にネガティブハロー効果についても加えて出力してください。


(出力)もちろんです。「ネガティブハロー効果」は、「ポジティブハロー効果」の逆の現象であり、デジタルコミュニケーションやオンライン環境において、特定の一つのネガティブな特徴や評価が他の側面に影響を及ぼし、全体的な評価に負の影響を与える現象を指します。

ネガティブハロー効果は以下のような要因によって引き起こされる可能性があります

1. デジタルでの印象の強調
オンライン環境では、特定のネガティブな情報や評価が他の側面よりも強調されることがあります。例えば、一度のミスや誤解が、他の側面よりも大きな注目を浴びてしまうことがあります。

2. コミュニケーションの非対称性
オンラインコミュニケーションでは、非言語コミュニケーションが制限されているため、特定の言葉や表現が大きな影響を持つことがあります。そのため、一度のネガティブな表現が相手の全体的な印象を大きく左右することがあります。

3. 情報の拡散と記憶の偏り
ネガティブな情報はしばしば人々の記憶に強く残りやすいとされています。オンライン環境では、ネガティブな情報が広がりやすく、人々の意識に留まることがあります。

4. 社会的なプレッシャーと広がるネガティブ評価
オンライン環境では、特定のネガティブな評価や意見が広がりやすく、その影響が他の人々にも及ぶことがあります。これにより、一度のネガティブな評価が広範囲に影響を与えることがあります。

ネガティブハロー効果は、特にオンライン環境において、個々の行動や発言が大きな影響を持つことから生じることがあります。人々がネガティブな評価や情報を過度に強調する傾向があるため、バランスを保つためには注意が必要です。

ChatGPT-3.5 2023.8.26

オンライン上での相手の言葉遣いが少し冷たく感じた場合、その一つの特徴から相手全体を冷たい人だと評価してしまうという経験はあるのではないだろうか。

これらを改めて考えると、SNSなどで目にする軽度の炎上などは、ほとんどこれらが引き金になっているのではないかと思えてくる。

最後に、AIの技術の進歩によって、身体性をより拡張出来るかということを聞いてみる。これからAIの技術が進歩すれば、身体のようなものを複数持つことが可能になるかということだ。

(入力)今後、AIなどの技術が進歩していけば、身体または身体のようなものを複数持つことが可能になると考えますか?


(出力)もちろん、技術が進歩すれば身体や身体のようなものを複数持つことが可能になる可能性があります。現実世界での具体的な実現可能性は難しい予測ですが、いくつかの技術的進展や概念的な考え方がこれを支持しています。

1. バイオテクノロジーの進歩
クローン技術や組織再生技術の向上によって、同じ人間が複数の身体を持つことが可能になるかもしれません。また、人工臓器やバイオニックの体の部位の開発も進んでおり、異なる身体の一部を持つことが現実的になる可能性もあります。

2. ロボティクスとサイバネティクス
ロボティクスやサイバネティクスの進歩により、人間の意識が機械に転送されることで、仮想的な身体を持つことが考えられます。例えば、仮想現実や拡張現実を通じて、異なる身体を体験することが可能になるかもしれません。

3.人工知能と仮想エージェント
AIや仮想エージェントの進化によって、仮想的な存在として異なる身体を持つことが可能になるかもしれません。これは、仮想世界や仮想空間において、異なる形態を持つことを指すかもしれません。

ただし、これらのアイデアはまだ科学技術の進歩や倫理的・社会的な考慮事項によって制約を受ける可能性があります。新たな身体を持つことがもたらす倫理的な問題や社会的な変化も考慮する必要があります。また、多くの技術的課題が解決される必要があります。
将来の展望は予測が難しい部分も多いですが、確かなのは技術の進歩によって私たちの身体や存在に関する概念が変化する可能性があるということです。

ChatGPT-3.5 2023.8.26

私は、2と3の要素が進化すると、オンライン上でさまざまな身体のようなものを形成することが出来ると考えている。
現在、少しずつ顔や素性を明かさないインフルエンサーや歌手が登場している。こうした動向の延長線上で、政治家や批評家、起業家などにも適応されていくのではないかと思う。

今回は、身体を持たないChatGPTに身体性について探ってみた。「身体性」と「ChatGPTなどのAI技術の進歩」は、非常に関連性が高いトピックだと思っている。今後、このテーマはどのように展開していくのか、その進化が楽しみだ。


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