アクアリウムのレイアウト素材『石』についての一覧
レイアウト素材の石は種類がたくさんありますが、石による水質の変化に注意しなければいけなかったり、石によって使い方が変わったりします。
今回はそれぞれの石の特色などをまとめました。
龍王石(りゅうおうせき)
レイアウトによく使われていますが、水質をアルカリ性に傾け、硬度も上昇させるので酸処理をするか、硬度が比較的高くても適応できるキューバパールグラスやバリスネリアが使われることが多いようです。昇龍石とも言われるようです。外国産とのこと。主にADAさんで販売されています。
風山石(ふうざんせき)
こちらもレイアウトでよく使われます。水質への影響は少なく使いやすいです。表面の凹凸を利用して趣のあるレイアウトが作れそうですね。産地は群馬県とのこと。チャームさんで販売されています。
万天石(まんてんせき)
色みや質感が風山石と似ています。国産とのことなので同じ系統の石なのかもしれません。ADAさんで販売されています。
溶岩石(ようがんせき)
ブセファランドラなどの陰性水草を活着させたりして使われます。溶岩が固まったもので非常に多孔質なため、バクテリアが住み着きやすく、積み上げて使いやすいです。魚がぶつかったときケガをする可能性があるので注意が必要だそうです。メリットがたくさんありますが石組みレイアウトのメインで使うのは難しそう。産地によって色や形も様々です。
融白石(ゆうはくせき)
黒と白の独特な色合いをしていて水につけるとそのコントラストがより映えるそうです。こちらは水質に影響があるようなので注意が必要です。
木化石(ぼっかせき)
古代の木が化石となったものです。珪化木とも言われるそう。こちらは水質への影響は少ないそうです。座りがよく、高さを生かしたレイアウトが作れそうですね。
山水石(さんすいせき)
火山石のため表面が適度にざらついていて、積み上げて使いやすいそうです。独特な割れ方をしていてかっこいい石です。
輝板石(きばんせき)
板状の石です。うまく積み重ねると、オーバーハングのレイアウトが作れます。縦にして使ったり、アーチを作ったりと様々なレイアウトを作ることができます。ウィローモスを巻き付けたりして使われていますね。
今平石(こんぺいせき)
板状の石です。輝板石より尖っている感じですね。輝板石と同様、様々なレイアウトが作れそうです。
気孔石(きこうせき)
独特なくぼみは稚エビの隠れ家にもなります。くぼみが植物の気孔に似ていることからこの名前が付いたのでしょうかね。黄虎石とも呼ばれるようです。とてもお洒落な石です。洗うのが大変なことでも有名ですね。
陽火石(ようかせき)
こちらもくぼみが独特な石です。岩にあいた穴が炎の揺らぎのように見えることからこの名前が付いたようです。気孔石と似ていますが、こちらのほうが赤色が強い印象です。
白層石(はくそうせき)
名前の通り白い層が特徴の石です。小型水槽に入れるだけで迫力が出そうですね。角ばっていないので魚のケガの心配がないです。
青華石(せいかせき)
落ち着きのある色をした石です。産地は中国だそうです。カミハタさんから大小サイズが販売されています。
古美石(こびいし)
層になった表面が綺麗な石です。迫力のあるレイアウトが作れそうですね。
渓石(けいせき)
こちらは赤色が強い石です。水質への影響は少ないそうです。稀に葉などの化石が付いていることがあるそう。
山谷石(やまやいし)
水質への影響は少ないそうです。他の石と比べるとあまり特徴がないですがいろいろな使い方ができそうです。
雲山石(うんざんせき)
火山石のため溶岩石と同様、いろんなメリットがありそうです。くぼみに水草を植栽できるので、素敵なレイアウトが作れそうですね。
暗黒石(あんこくいし)
凹凸が激しい石で表面がざらざらしているため溶岩石と同様、いろんなメリットがありそうですね。柔らかく重い石のため、割れやすいそうです。
英石(えいせき)
価格が安く使われやすい石です。龍王石と似た寒色系の石で、やや硬度が上昇するようなので注意が必要です。
古葉石(こようせき)
葉のような繊細な模様があり、薄茶色をしています。他の石にない表情をしていますね。硬度を上昇させ、水を濁らせることがあるようなので注意が必要です。
積層石(せきそうせき)
硬度を上昇させそうな色をしていますが、水質への影響は少ないそうです。古美石と似ていますね。層になった表面が綺麗な石です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?