サーバーとドメインの引っ越し、メール(Outlook2019)の準備
弊社にご相談いただく多くのお客様で、契約サーバーは変えられない。契約サーバーを変える場合は、URLとメールアドレスとホームページを放棄しなければいけない。これを前提でお話をいただくことが多発しています。
ひどい話です。少なくともドメインは取得費用、毎年の維持費用は支払っているはずなのに、放棄しなければいけないと思わせている。このことが本当にひどい。契約書にそう書かれていれば、確かにそうなのかもしれませんが、書いていること自体変な話。ドメイン放棄してもらっても管理側としてはなんのメリットもない。期日が来れば、管理側も支払わず、登録が消えるだけだけど、しばらく寝かせる必要があるから、すぐには再取得できない。
と、裏事情はこの辺にしておいて、メモ。
サーバーとドメインを引越しする際の、メール設定。
サーバーを別の業者に変更する場合は、多くのケースでDNSという物を切り替える必要が生じます。どういうことかというと、メールの送信場所を現在A社の住所(サーバー)に送ってください。と設定されています。これをB社に引っ越しをするので、メールの送信場所をB社の住所(サーバー)に送ってください。 と変更する必要があります。これをやらないと、ずっとA社に送り続けることになりますが、A社とは更新をしないので、更新日をすぎると、メールの送り先がなくなるのです。
ただ「B社に送ってね」と設定しても世界の全ネットワークにアナウンスされるのに数時間から72時間程度かかります。この時間をプロパゲーションと言うそうですが、この間は、アナウンスされたネットワークでは、B社へメールを送り、アナウンスされていないネットワークではA社へメールが送られます。
切り替えと同時に、自分のパソコンで新しいB社のメール設定だけに変更したら、A社に送られているメールが見れません。本当はA社に送信済みなのに、メール届いていないんですけど〜。のようなことになります。
逆にA社の設定のままだと、徐々にB社へ送るアナウンスが回るので、そのうちメールが届かなくなります。
これを解消するために、あらかじめ自分のパソコンに、A社・B社のメール設定をしておき切り替えても、どちらかのメール設定には、メールが入ってくる状態を作っておくと仕事への影響を最小限に抑えられるわけです。
管理するメールアカウントがが多い企業様ですと、メールのサーバーだけ別管理をして切り離し、ホームページやシステム周りの環境が変わっても、メールだけは変更なしで使い続けられるようにしているところもあります。
また話が長くなった・・・。
何をメモしようかというと、Outlook2019上で、同じメールアドレスの別設定を混在させるには、通常のメール設定ではうまくいかないということで、色々調べて設定したのだけれど、他のサイトには最後まで書かれていなかったりしたので、その設定方をメモします。
1.Outlookの画面で「ファイル」をクリック
2.「アカウントの設定」をクリック
3.「プロフォイルの管理」をクリック
4.もしこの画面が出たら「はい」をクリック
5.「電子メールアカウント」をクリック
6.「新規」をクリック
7.「自分で電子メールや・・・・」をチェック「次へ」をクリック
8.「POPまたはIMAP」にチェック「次へ」をクリック
9.左の欄、新しいサーバーの必要な情報を入れて「詳細設定」をクリック
10.「送信サーバー」のタブをクリック
「送信サーバー・・・」にチェック
11.「詳細設定」の」タブをクリック
ここが一番間違えやすいかもしれません。
新しいサーバーの必要な情報を入れてください。
このサーバーでは・・・のチェックが必要なのに入れてなかったり、数字が違ったりと、間違えやすい設定です。
「OK」をクリック
12.「次へ」をクリック
13.通信テストが始まります。エラーが出たら(9)まで戻って間違えがないか確認してください。
完了が出れば「閉じる」をクリック
14.「完了」をクリック
15.同じメールアドレスが2つできました。
以上で完了です。
このメールの設定って、一度やってしまえば普通は何年も触らない。なんなら退職するまで触らない。だから非常に不安になるし、マニュアルには多い事例しか書いていないので、こんな特殊な時もありますよってことでメモしました。
URLもメールアドレスも変更せずに、ホームページをリニューアルしたいなど、ご不安な方は、お気軽にご相談ください。
https://dal-bianco.co.jp/
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