この汚い海を何とかしたい #未来のためにできること

夏休みに、数年前に住んでいたところへ家族で旅行に出かけました。息子達はあまりに小さかったので、覚えてないかななどと話しながら、レンタカーを走らせ、海に到着し、周遊できる船に乗りました。
7歳、4歳の息子達が船に乗るのは数ヶ月ぶりです。前回家族で旅行した別の場所でも船に乗る機会があり、楽しそうにしていたので、今回も喜んでいるかな、と期待して、隣に座る長男の顔を覗くと、憮然とし、何やらぶつぶつとつぶやいています。
「海が汚い。海が汚すぎる」
驚きました。海が汚いことを嘆いているのです。
確かに、船の窓から見える海水の色は、茶色く濁っており、お世辞にも綺麗とは言えませんでした。船が進めば見え方も変わるかもしれない、そう思い、船の揺れに身を委ねましたが、およそ50分の周遊中、海の色は変わることなく、その間、長男の表情も変わることはありませんでした。
残念そうな長男を見て、これではいけないと強く思い、ここまで海が汚れてしまったのはなぜなのか、どうしたら良いのか、一緒に考えてみようと、船の中では話しました。

旅行から帰って、私達にまずできることは何だろうと考え、図書館で海の環境問題を扱う本を借りてきました。子ども向けとはいえ、難しいことが書いてあります。親の私でも、理解するのに難しいこともしばしばです。何か自分達にできることはないか、日々の暮らしでやっていけることはないか、私と息子の勉強が始まりました。

ゴミを減らそう。それが踏み出せた第一歩です。主に2つのことを変えました。1つ目はティッシュ。これまでの生活で、特に食事中にティッシュを躊躇なく使ってきましたが、それをやめるため、使っていない手ぬぐいでお手拭きを作り、使うようにしています。ティッシュの使用量が格段に減っています。1度の食事で使ったお手拭きは水洗いして干し、3度の食事が終わったら洗濯機での洗濯へと回します。2つ目はコンポストの使用です。バッグ型の手軽にできるコンポストに、野菜の食べられない部分、茶殻、玉子の殻など量を測り、投入しています。自分達がこれまで出していたごみの量に気付くとともに、土に返っていっているのを肌で感じています。

自分達ができることは小さいかもしれない。少ないかもしれない。それでも自分のこととして、いつか海を、山を、地球を守ることに繋げられるよう、コツコツと取り組んでいきたいです。

#未来のためにできること

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