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伸ばせClubhouse!最大のコツは『圧を消す』【会話と説得の技法】

こんにちは!こばとーんです!

Clubhouseを続けて気がついたコツについて簡単にお伝えします。

来月(5月)からはAndroid対応が始まるぞ! なんていわれていますので、次の波に対応したい人はご参考まで。

『圧がない人』の部屋は続きやすい

『Clubhouseは廃れてきている』なんて、最近良く聞きますね。実際、参加人数は徐々に少なくなっているように感じます。

ただし、これはネガティブなことではありません。属性が別れてきているだけだと思うのです。

というのも、Clubhouseには向き不向きがハッキリとあります。

『コミュ力が高い人が有利なんでしょ?』なんて思うかもしれませんが、ちょっと違うんですよ。どちらかと言えば、『コミュ障でも喋れる環境を作れる人』が活躍する場です。

僕なりの言葉にすると『圧がない』状態。

圧がない人の部屋は居心地が良いので自然と人が定着します。そして、つながりから訪問する人が徐々に増えていつの間にかコミュニティ化するんです。

これがClubhouseの非常に面白いところ。ネット上で見えづらいですが、集まるべきところに人が徐々に集まり、逆に居心地が悪い場所にはだんだんと人が寄り付かなくなります。いうなれば『人柄磁石』みたいな力が働いている感じですね。

これが『Clubhouseが過疎ってる』と言われる所以にもなっています。

圧が高い喋り方をしてしまう人は、徐々に空気を悪くしてしまい、居心地が悪くなってアプリそのものからフェードアウトしていく。これが過疎化の正体。

実は居心地がいい人達はずっと続けているし、つながりは強固になっていってるんですよ。あんまり過疎化とか気になりません。むしろ、圧のない人だけが生き残っている現状は非常に居心地がいいです。

必死な支配から『圧』が生まれる

もうちょっと『圧』に関して説明しておきましょう。

『圧』を言い換えると下記のニュアンスになるかと思います。

・説得
・必死
・押し付け
・支配
・共感の強要

なんとなくわかりますかね? 人間は、何かを必死に伝えようとすると言葉が強くなります。これが情熱を伝えるような『熱』ならいいのですが、他人をコントロールしようとすると『圧』になってしまうイメージ。要するに支配欲がもたらす圧力です。

例えば、突然現れて商品を押し売りしてくるセールスマン。「買ってください!」の一点張りで強引にグイグイくる感じです。

これって、誰でも嫌なんですよ。人間は誰しも選択の自由を奪われることが嫌いです。そのため、よほどの強メンタルな人でない限りうんざりしてしまうわけですね。

でも、1部の人はなぜかやってしまいます。
なぜでしょう?

理由は簡単。『説得の方法がわからないから』。

僕たちは説得を知らない

あなたが人を説得しなければならない時、どんな方法を使いますか?

自信がなくても大丈夫。明確に答えられる人は少ないと思います。

そうなんです。実は僕たちは日常的に「おねがい」をするのに「正しい方法」は知らないんです。

例えば小さい子供に「赤信号では止まりましょう」を教える時、『轢かれて死んじゃうから危ない』と伝える人もいれば『怒るよ!』で済ませる人もいますよね。

これは視点を変えてみれば子供に「ルールを覚えてほしい」とおねがいしているわけです。

どちらがより効果的でしょうか?

もちろん、短期的に見ればどちらも言うことを守ってくれるでしょう。しかし、背景にある理由が違います。『怒るよ!』で済ませたパターンは裏返せば「怒られなければやっていい」とも言えるわけで、見られてなければルールを破ってしまう可能性が高くなります。

長期的に見れば「理由をちゃんと説明する」方がいいんです。

・・・じゃあ、合理的に説明できればいいの? と思うかもしれませんが、ちょっと違います。だって、クドクドと説明されても面白くないじゃないですか(笑)

正しい方法に関しては次章でお伝えしますね。ここで大切なことは「説得方法」をほとんどの人が知らない、ってこと。

だから『圧』に頼ったりするわけです。『怒るよ!』に近い感じで「迫力があれば相手に伝わる」と言わんばかりに伝えて「おねがい」の達成を図るんです。

もちろん小さい子が相手なわけではないので、露骨にやったりしません。ですが、『高圧的に声をまくし立てれば意見が通る』スタイルを無意識に取ってしまっている人は多いんです。

では、どうしたらいいんでしょう?

『心の力学』

先日こんなツイートをしました。

結論から言って、これが「正しいおねがい」の正体です。

人間には「好き」と「嫌い」があります。「したい」と「したくない」と言い換えてもいいでしょう。

「好き」には引き寄せる「引力」が働き、「嫌い」からは遠ざかりたくなる「斥力」が働きます。

斥力(せきりょく)とは、引力の反対な力。互いに反発して遠ざかるもの。磁石の同極を近づけた時をイメージするとわかりやすい。

この力のイメージを僕は『心の力学』と呼んでいます。心って目に見えないからついついフィーリングで扱ってしまうのですが、ちゃんと考えてあげればかなり物理っぽく扱えたりするのです。

例えば先程の信号の例では「嫌いから遠ざける」を使っています。

『轢かれたら死んじゃう』『怒るよ!』

死ぬことも、怒られることも、「嫌なこと」ですよね。避けたくなります。だからおねがいとして成立するんです。

逆に「好きに寄せる」を使うならこう言います。

『信号を守ると安全だよ』『褒められるよ!』

安全であること、褒められることは「好ましい」ことなので引きつける力が働くわけです。

非常に物理っぽいですよね。こう考えれば説得がちょっと見えてきます。

正しいおねがい

なんとなくわかってきましたか?

要するに『正しいおねがい』とは『嫌なものから遠ざけて、好きなものに寄せる』言葉を選ぶ行為です。

そして「好き」と「嫌い」に筋の通ったものを選ぶ必要があります。

子供への注意で『怒るよ!』パターンが良くない理由は「怒ることから遠ざかればOK」だから。言い換えれば「他の行為に逃げればセーフ」なのです。正しいルートに向きません。

反面『轢かれたら死んじゃう』パターンは「轢かれる」「死ぬ」から遠ざかる力が働くのでより本質的。ちゃんと大切な部分を押さえているわけです。

練習すれば圧は減らせる

「正しいおねがい」がなんとなくわかっていただけたと思います。

話をClubhouseに戻しましょう。
「正しいおねがい」がわからない人は「相手にしてほしいこと」をとにかく高圧的にゴリ押しします。言ってみれば怒鳴って命令を聞かせようとしている状態。それ故ストレスフルでClubhouseが長続きしないわけです。

これが『圧』の正体。

なんだか悪く感じられるかもしれませんが、そんなことありません。これって『説得方法がわからないから頑張っているだけ』なんです。

説得方法がわかれば無駄に圧を上げなくても円滑にコミュニケーションが可能になります。そして、コミュニケーションは才能ではなくスキル。理解と練習で上達します。

Clubhouseを盛り上げたい人も、日常会話で「おねがい」したい人も、よかったら練習してみてくださいね!

『心の力学』を意識するだけで変わってくるはずです。

参考まで

追伸:コミュニケーションの方法や練習法をメルマガで配信することもあります。よかったら下記より参加してみてください。

https://chipper-thinker-5657.ck.page/0d589ad1f9

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