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ストーリーの最小単位

おはようございます。
小林嘉明です。

今回のテーマは「ストーリー」。
あなたは、自分でストーリーを組み立てられますか?
そして、読んでもらえるような状態にできますか?

たぶん、自信はないはずです。そこで、もう少しストーリーについて知識をつけましょう、ってのが今回の趣旨。

というのも、組み立てが出来ない原因は「組み立て方」がわかっていないからです。読んでもらえない原因は「余計な話が多いから」であり、さらにその原因は「必要なパーツがわかっていないから」です。

そう、センスの問題ではありません。知識なのです。
あなたが効果的なストーリーを組み立てられるように、僕なりの知識を提供します。是非参考にしてみてくださいね。

あなたにはストーリーが必要だ

「ストーリーが大切だ」
ビジネス界隈だとここ5年くらいずっと言われていることです。もう耳タコな人もいるでしょう。

世間に出回る商品はネットと流通の発達によって「ほとんど同じレベル」になってしまっています。ほら、洗濯機とか想像してください。「洗えない」とか「泡が残ってる」なんて聞かないでしょ? 大体どのメーカーを選んでも「きれいに洗い上がる」わけです。

そりゃマニアックに調べたら違うんですよ。でも、それはあくまでマニアックな視点。 少数派の意見です。 世間の大多数を占める“初心者“の意見じゃありません。

そこで効果的な販売方法として挙げられるのがストーリー。僕たちはストーリーによって商品を差別化する時代にいるんです。

3つのシュークリーム

想像してください。
あなたの前に3つシュークリームがあります。それぞれA,B,Cという3つのメーカーが出している商品です。
お腹が空いていて、どれか一つを買いたいとしましょう。
しかし、3つとも見た目はほぼ一緒。香りも違いません。そして、値段も160円でおんなじ。要するに差がないのです。

さて、どれを買いますか?
まあ、「差がないのならどれでもいい」というのも立派な意見です。でも、できれば「価格が同じでも得した気分になりたい」ですよね。そこであなたは店員さんに聞いてみることにしました。すると店員さんは仕入元の話を聞かせてくれます。

Aは完全マシンメイド。効率化を重視した工場で大量生産されているもの。
Bは近所のお菓子工場でバイトのおばちゃんが事務的に箱詰めしている商品。
Cは若いパティシエの女の子が作成。小さい頃から菓子職人に憧れており、努力の末に出店するも失敗。一度こだわりを捨ててマシンメイドの有名ブランド商品を手作りで再現することで技術向上を狙い、これがヒットしたらさらなるオリジナル商品を考えたい、とのこと。

こんな話を聞いたら、多分あなたはCを買うはず。同じ価格で、味も近いならば、「誰かのために出資してる気分」を味わうことのできるCにお金を出す方が気持ちいいのです。

これが、ストーリーの力。

同じような商品からお気に入りを探すためには”ストーリーによる差別化”が強い時代になってきているんです。

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