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[YouTube]登録者が少ないうちのアナリティクスと統計学の話、そして戦略

ども、こばとーんです。

ようやくYouTubeも登録者が200人超えました。

今回は、200人程度でできるようになったことなどまとめていきます。結構人数少ないうちはできるポイントが違うので、抑えておけばブースター代わりになると思います。

まずポイントを紹介。その後に戦略を書きます。(戦略は会員限定)

登録者200人程度から視聴維持率グラフが意味を持つ

グラフやアナリティクスは統計情報です。故に、それなりに人数がいないと役に立ちません。

視聴者が1人しかいなかったら、平均値なんて出せないですからね。

ただし、全く見ないことは難しいです。戦略的不利がある上、進んでる感覚が得られないので達成感が失われてしまいます。

なので、人数が少ないうちでも意味のあるポイントを理解しておくことが肝要です。

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例えばコレ。

視聴維持率のグラフです。ちょうど赤線がある場所で盛り上がってますよね?

平たく言えば『視聴者が注目している場所』です。

・どんなコンテンツがウケるのか?
・言い回しなのか?
・画面の構成なのか?

上記内容が読み取れます。次回以降の参考にできますよね。とっても大切。

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逆に、グラフが凹んでいる場合もあります。
(キレイに凹んでいるのがなくてすみません)

これは離脱ポイントってことですね。視聴者の興味を削ぐ要素が何かしらあった、と言えます。次回以降の改善点に利用できたりするわけです。

でも、この視聴維持率。登録者200人前後から使えるグラフになってきました。

というのも、やはり視聴者の総数が少ないと統計的に信頼性が薄いデータにしかならない為です。視聴回数10回で判断してしまうと『たまたま』がかなり強くなりますからね。要らぬデータに振り回されてしまうわけです。

統計としてのアナリティクスを見るためにRCTを知ろう

統計的に信頼できる代表的な調査方法はRCT(ランダム化比較試験)です。

マーケティングの世界ではABスプリットと呼ばれる手法なので、こちらの名前がしっくり来る人も多いハズ。

簡単に説明しておきましょう。

例えば「薬の効果」が調べたい場合、100人を対象に実験をするなら50人ずつに分けて『薬を飲むグループ』『薬を飲まないグループ』に分けて違いを比べます。その際、「薬の服用」以外の条件が揃っていることが望ましいですよね?

もともと体が極端に不健康、持病持ち、アレルギー持ち、非常に高齢、赤ん坊、みたいなばらつきがあると「薬の効果かどうかわからない」ことになってしまうからです。

しかしながら、この条件を均一にすることは非常に難しい。人工的に条件が揃えられる事象は世の中にそれほど無いんです。

そこで役立つのがRCT。
対象をランダムに設定することで条件が揃えられる性質があります。

本当でしょうか?

さっきの薬を例に考えてみましょう。
わかりやすいように条件として、『薬が効きやすい人』『薬が効きにくい人』がいるとします。その時『薬を服用するグループ』50人が『たまたま薬の効きにくい人物』であるとき調査結果はあてにならないものになってしまうわけです。

ではその確率は?
確率は50人が二分の一ずつなので、2の50乗分の1ですから・・・『1,125,899,906,842,624分の1』。1京分の1なんていう日常生活で絶対に使わない数字になります。

数学的にはゼロではありませんが、ほとんど不可能レベルで低いことがわかりますよね。

他の条件についても同じです。多少特殊な体質の人間が混ざっていたり、測定できない条件がある場合でも、『それなりの数』を対象として『ランダム』にサンプルを決定すればほとんど条件は揃う、というわけ。

これがRCTが信頼できるとされている所以です。

初期は視聴者が偏るので、属性に注意して数字を見よう

RCTの考えをアナリティクスに導入するには『流入元』を考える必要があります。

例えば、チャンネル開設初期は流入が少ないため、Twitterや他のSNSで宣伝をすることが多いと思います。そうしないと見られない為です。

すると、『視聴者の属性が特定される』現象が発生します。

僕の場合だと、Twitterで発信している内容に興味のある人。すなわちトレーダーさん・心理学好き・ビジネスパーソンが動画を見てくれます。

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YouTubeアナリティクスの『トラフィックソース』では、流入者の割合を見ることができます。

『外部』がTwitter等に該当しますね。内訳もわかります。

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最初のうちは『外部』が100%に近くなる傾向になり、視聴者が特定されている状態です。

この状態はいわば『Twitterのフォロワーが視聴した場合の数字』なのです。『YouTube利用者が視聴している数字ではない』ことに意識をしていないとズレたことをしかねません。

僕ならフォロワーに多い『トレーダーさんが視聴してくれた場合の数字』と考えないといけないんですね。

トレーダーが興味あるコンテンツを出せれば見てもらえるし、そうでなければ離脱されます。

勘違いしては行けない点は『YouTubeではこのネタはウケないんだな』と判断するところ。違うよ、と。あくまで集団が限定されている事を忘れてはいけないのです。

視聴維持率は「ブラウジング機能」「YouTube検索」「関連動画」の3つが稼働してから頼るとよさげ

RCTは『ランダムに対象を選出』する点が大切でしたよね。

ウェブ上では『アルゴリズム』や『検索』によってやってくる人を『ランダム』とみなします。

厳密には『特定の仕組み』で選出されているのでランダムではないのですが、結果として『その仕組みの上で数字が取れるようになりたい』ので、この影響は考えなくていいのです。

そして、この部分こそがYouTubeにおける「ブラウジング機能」「YouTube検索」「関連動画」の3つ。

検索はわかると思いますので、ほか2つについて軽く紹介しておきましょう。

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ブラウジング機能は上記のようにホーム画面にYouTubeのアルゴリズムが推してくる動画。

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関連動画は動画再生中に右側(スマホだと動画下部)に表示される動画です。

経験的にわかると思いますが、ほとんどの再生はここから行われています。「サムネが気になって押しちゃった」なんてよくありますよね。

「ブラウジング機能」「YouTube検索」「関連動画」に表示されるためには『YouTubeのシステムに好かれる』必要があります。

好かれ方については以前記事にしたので、ここでは割愛。下記です。

当記事で言いたいことは200人近くになった頃から「ブラウジング機能」「YouTube検索」「関連動画」の3つが有効になりだした、ってこと。

もちろん登録者だけに依存する数字ではないのですが、一応の目安にしてもいいかと思います。

YouTubeからの評価が得られた、ってことですので。

最後に、会員向けに戦略を書いておしまいにします。どんな内容かは『目次』でざっくり予想できると思いますので、記事上部の目次から興味があればどうぞ。

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