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ケンタッキーのチキンはほどほどが美味しい

夫はたまに変なことをやりたがる。

駄菓子を夫婦それぞれ500円分買って駄菓子パーティーをしたり、
辛い物が苦手なのに激辛チャレンジをし始めたり…

「ケンタッキーのチキンだけを無限に食べたい」
そんな夫の一言で、夫婦でのケンタッキー爆食いチャレンジが始まった。

ケンタッキーは毎月28日にとりの日パックというお得なセットを販売している。
チキン4個+ナゲット5個のセットで1150円。

仕事帰りの夫はそれを4セット購入して帰ってきた。
計チキン16個とナゲット20個
意外と食べきれそう。

夫と揚げたてのサクサクチキンにかじりつく。
ケンタッキーのチキンってなんでこんなに美味しいんだろう。

「2人で16個なんてあっという間だね」なんて言いながら1個目のチキンを完食。

余談だが夫はケンタッキーのチキンを食べるのがすごく上手い。原始人もびっくりすると思う。

2個目も食べ終わるころ、二人に異変が…
あんなに美味しかったチキンを胃が拒否しているのを感じる。

何とか3つ目に突入。2人の目から光は失われていた。
2人合わせて7個しか食べられなかった。
敗因は油。多量の油に胃腸が悲鳴をあげている。
その日の夜は腹痛のあまり眠れなかった。

次の日、夫と作戦会議。
残ったチキンを食べ切らなければならない。

油をどうにかすれば食べれそうという結論に至り、
エアフライヤーでチキンの余分な脂を落とすことにした。

この作戦が思ったよりもうまくいったようで、揚げたてのおいしさが復活したにも関わらず、余分な脂が消え去り胃腸も喜んでいる。

無事夫と私は残りのチキン9個とナゲットを食べきることに成功。
謎の達成感。爆食いの最後のほうは夫婦で励ましあっていた。

チキンにあれだけ苦しめられたのに、もうケンタッキーのチキンを食べたくなっている私がいた。

次はどんなチャレンジをするんだろう。

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