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抗うつ薬がこわくなった年末年始とあれこれ

抗うつ薬を飲み始めてから副作用に悩まされ、“なんてものに手を出してしまったんだ”と、後悔したが、4日目に突然治ってきた。
3日目までは家を出るだけでも大変だったが、4日目には電車も乗れるくらいになり、年末だったこともあって、電車で実家に帰った。

家族はあたたかく迎え入れてくれた。
幸いなことに、家族は精神疾患に寛容で、私が抗うつ薬の副作用でリビングでずっと寝ていても何も文句言わないし、むしろ、もっとゴロゴロしていな、と言ってくれるし、
愚痴もずっと聞いてくれるし、
暖かい家で、家族と一緒にご飯を食べられて、気持ちがだいぶ落ち着いた。

しかし1つ、懸念点がある。

前回の休職のときと違って今回の休職は実家に帰って気を紛らわすことができたのと、抗うつ薬の効果で、仕事を休む罪悪感を抱かずにすんでいるのは良いことなのだが、
一方で、抗うつ薬によって自分の感情が薄くなってしまっているような感覚があるのだ。

常にボーッとしてしまうし眠いし、
家族に会えて嬉しいとか、楽しいとかの自分の感情が、なんだか他人事のようにも思えてしまったり。
以前は、もし仕事を辞めたら会社の人たち(主に私の好きなごく一部の方々)に会えなくなるのが寂しいなとか悲しいなとか思っていたのも今は全然思わなくて、
そもそも仕事の何が私を「死にたい」と思うほど追い詰めたんだろう、と思ってしまう。(記憶力大丈夫…?)
こんなボケーっとしたままなら、もし職場に復帰してまた心が傷つけられそうなことがあったとしても、何も感じずにボケーっとかわせそうだな、なんて思ったり、そもそもボケーっとしすぎて仕事にならないだろ、とか思ったり。
いやそれよりも、“仕事が、職場が恐ろしくて、もう働けない。辞めてやる”と思いながら休職にはいったことは覚えているので、もう仕事辞めちゃうのが良さげだな、とか。
こんなことをぼんやりした頭でめぐらせているうちに眠くなってまた寝てしまう。

抗うつ薬を否定する訳では全くなくて、私も救われている面もあるのだが、
私一個人の感想として、抗うつ薬からはなんだか感情を奪われてしまいそうで、私が私でなくなってしまいそうでこわい。

そんなことを思っていたらあっという間に2024年になって、気付けば今日は1/12。

大変遅ればせながらの挨拶ですが今年もよろしくお願いいたします。

私のnoteを読んでくれる皆さんと私が、去年より少しでも穏やかで優しい日々を過ごせますように。


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