おきゅたんbotさんのとあるツイートを見て思ったこと

はじめに

 こんばんは。ここ数日我が家では、LEDのライトスタンドが特定の時間になると勝手につくという現象が発生しており、その原因が幽霊なのかなんなのか、色々議論になっております(笑)。

 さて、今回は、おきゅたんbotさんというVtuberさんにまつわるお話です。おきゅたんbotさん(以下、おきゅたんと表記)がそもそも誰なのか、というあまりにも基本的な部分については、この記事では触れません。まずそこから知りたいという方については、ニコニコ大百科の記事と、てすてさん(https://note.com/testesvtlove)が書かれたnoteの記事のリンクをとりあえず載せておきます。より詳細が知りたい場合は、ググるなりして調べてみて下さい。

おきゅたんのとあるツイート 

 では、本題へ入りましょう。私はおきゅたんのファンである“おきゅみん”なのですが、そんな私がある日、おきゅたんの投稿したこんなツイートを目にしました。

おきゅたん記事用

 ふむふむ、なるほど・・・と、じっくり読み込みました。こういった話は、リアルの世界でもネットの世界でも、大なり小なりある事だと思います。また、Vtuberをはじめ情報を発信する存在に対しては、それこそ様々な意見が出てくるのも頷けます。

 で、私が思った事なのですが・・・。可愛さとか、歌唱力とか、技術力とか、このへんはまぁ、言わんとしている事は分からなくもないのです。ある種、評価の対象になりやすい部分と言えばそうでしょうからね。

 ただ、“もっと優しい○○”という部分、これについては疑問を持ちました。そういう感想を持つ人というのは、おきゅたんを含めVtuberさんを、視聴者に対して“必ず”優しくしてくれる存在として認識しているのでしょうか?

おきゅたんのイメージ

 「おきゅたんはもっと優しいかと思っていた」といった意見を、おきゅたんが直接に目にしたのかどうかは私は分かりません。ただ、もっと優しい○○という比較の例を挙げたという事は、それらしい意見も実際にあったのではないでしょうか。というわけで、それについて言及していきたいと思います。

 人は見た目じゃないと言いつつ、第一印象というのは見た目でかなりの部分が判断されるのも事実ですね。おきゅたんについてそのへんはどうかと言うと、見た目は全然キツくありません。可愛らしい女の子です。

 中身の部分についてはどうでしょうか。おきゅたんのキャラクター的に、いかにもチャキチャキでグイグイ前に出て・・・という雰囲気ではありません。わりと穏やかな感じです。

 ファンとの接し方や触れ合いについても考えてみましょう。おきゅたんは、ファンへの接し方もとても良い範疇に入ると思います。Twitterや配信等でも、ファンの声をかなり拾ってくれます。

 こうしてみると、まず見た目のイメージ的に“優しそう”となるのは、何ら不思議ではありません。また、キャラクター的な部分についても、客観的に判断すれば、優しいタイプに当てはまっているでしょう。

こういう事? 具体例を挙げてみる

 では、おきゅたんに“優しさ成分”が足りないと感じる人々は、主だってどこを見て評価しているのか?

 そういう意見を持つ人々と直接やり取りをした事はないので、あくまで予想ですが・・・。先だっての条件から考えるに、配信等で実際におきゅたんがしゃべっている様子を見て、何か思ってたのと違った、と感じたのではないでしょうか。

 これについて、私がおきゅたんとやり取りをさせてもらった時の例を元に考えてみたいと思います。まずは、おきゅたんが秋葉原でバーチャルバーテンダーをやった、という内容の配信にて。

 この時私がふざけて、「マスター、麦茶を」とチャットで打ちました。それをおきゅたんが拾ってくれて、「飲み物ね、お店に来た人にしかあげないw」と返してくれました。おきゅたんからの返事を聞いた私はこの時、行けるんなら行くんだけどな~、と思った程度で、他に感情がどうこうと左右された事はありませんでした。

 しかし、どこまでも優しいおきゅたんを求める人たちの場合、「そこは、わ~注文ありがとう、はい、どうぞ~・・・とか言って、ノってくれないのかよ」等と思ってしまうのではないでしょうか。確かに、とにかく優しい人ならば、そういう感じでお望み通りノって反応してくれるかもしれませんけどね。

 また、こちらの、ファンが選ぶおきゅたんの動画傑作選といった内容の配信において・・・。

 私は翌日早出の勤務でしたので、この記念すべき配信をリアルタイムでずっと視聴する事が出来ませんでした。それを「明日朝早いんだよなぁ」とチャットで打ったら、「明日朝早い? じゃあアーカイブ見て下さいね」とおきゅたんが返してくれました。それを聞いて私は、ハイそうしま~すと素直に思いました。長大な時間のアーカイブをほぼ毎回残してくれる事自体が凄くありがたいですしね。

 しかしこれも、どこまでも優しいおきゅたんを求める人たちの場合、「夜遅くまで見てくれてありがと~とか、明日に響くといけないから無理しないでね~とか、そういう反応くれないんだ」と思ったりするのでしょうね。おそらくおきゅたんの一言には、そういった意味も全て含んでいるのでしょうけど、一言一句それを表現してくれないと理解出来ないのかもしれませんね。

おきゅたんはおきゅたんなのである

 そりゃあ確かに、Vtuberさんだって人気商売ではあると思います。ファンがついてこそ、と言えばそれも間違いないでしょう。ただ、ファンに対する接し方や、自分の意思表示の表現方法など、全員が全員、一律にどこまでも優しい対応をしてくれる・・・とは、限らないのではないでしょうかね。

 おきゅたんってどちらかと言えば、言葉をまとめてコンパクトに相手に伝えるタイプではないでしょうか。確かに見方によっては、それは淡々としているとも取れなくはないでしょうし、もっとナイーブな人たちにしてみれば、冷たくも感じられるかもしれませんね。

 物事の受け取り方は人それぞれです。ただ、おきゅたんはおきゅたんなのです。それ以上も以下もありません。あのキャラクターでこそおきゅたんなのであって、いい味を出している。それを理解して集う者たちがおきゅみんと呼ばれるファンなのです。

 ですから、おきゅたんに“もっと優しい”を求めた人々は、結果的に、思い描いていた理想とは違う現実が見えてしまったのでしょう。それはつまり、“幻想のおきゅたん”の姿を見ていた・・・という事になるのでしょうね。

 この話って、おきゅたんに限らず、どのVtuberさんにでも起こりうる話ではないでしょうか。それこそ、チャンネル登録者数が何万人やら何十万人やらの存在になってくれば、一体どれだけこんな話がある事やら。

 先に紹介した、ファンが選んだおきゅたんの好きな動画を紹介するという配信にて、「おきゅたんは“やんちゃ”な人」という表現が出てきます。とあるファンの方が以前そう言ったらしいのですが、なるほどこれは的を射ていると思いました。見た感じの雰囲気は全然やんちゃではないですが・・・あ、でも、バット持ってる事はあるか(笑)。

 あと、おきゅたんがどこまでも優しいと思っている人々は、こちらの動画の54:35あたりを是非見てみるとよいでしょう。おきゅたんって、言わなきゃいけないと思った時はハッキリと意思表示する方ですよ。おきゅたんに対してどこまでも優しいという幻想を抱いている方は、ビクっとなっちゃうかもしれませんね(笑)。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。勘違いされると困るので、最後のまとめの部分でしっかり書いておきますが、おきゅたんは全然優しくなんかないんだ・・・とか、そういう事を言いたいのではありません。決して。

 勝手に思い描いた自分の理想のイメージを相手に押し付けて、それと実際のキャラクターが合わないからとブツブツ言ってる人に対して、それを言ったところで何も始まらないし、それを発信することで楽しいのですかと私は言いたかったわけです。実際におきゅたんがああいうツイートをしてくれていましたしね。

 私なんぞ、おきゅみんになったのが最近ですので、ここで書ける事もしれているでしょうが、古参のおきゅみんからすれば、私以上に見えている事も多いでしょうね。

 これを読んで、あまりおきゅたんの事を知らないだとか、名前こそ知ってるけどほとんど動画は見たことないという方々は、是非おきゅたんの世界に触れてみて下さい。そして、共に「ぐふふ」と笑いましょうb


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?