不惑も過去になり「歩く」に向き合う

最近、色々なことを知るようになった。
四十にして惑わずというが、四十を超えて久しく、
やっとこさ無知を知る、そんな感じ。

その中に「きちんとした歩き方は大切」というのがある。

僕は歩くのが早い方だ立った。
スポーツをしていた経験がそれなりにあることもあって、
健脚で、歩くことに自信がある方だった。

でもそれは間違っていた。
早く歩けていたのは若さで無理をしていたから。

マラソンと100kmウォーキングに出場してそれが分かった。

マラソンに出るために練習。
5kmで足が痛い。
色々試す中で、足の運びが悪いことが分かった。
その後練習を重ねてマラソンを完走。
完走してしばらくすると、
仕事用の革靴のかかとの減りが遅くなっていることに気が付いた。

その後しばらくして、100kmウォーキングに出場。
マラソン完走できるし行けるっしょ、と思ったけど、
実際は全然いけてなかった。
完走は出来たけど、足が痛くて痛くて。
それで気が付いた。
走ると歩くは違う、そんな当たり前の事を。

二つの経験を通して、
僕は自分の両足を正しく使う事すらできていないと思った。

娘が歩くことを覚えたのがしばらく前。
その娘と僕、どちらが正しく歩けているのかな。

経験の長さは正しさと比例しない。

鏡の前で丁寧に立ってみる。
右足をしっかり地面につく。
次に左足をしっかり地面につく。
体全体を整える。
そうして、きちんと立ってみる。

娘が立って、歩いて、走ることを覚えるように、
おじさんも今一度、基本を学びなおす。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?