Rikazaki

自分で撮った写真からイメージした、奇妙な味の物語を創っています。ZINEやリトルプレス…

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自分で撮った写真からイメージした、奇妙な味の物語を創っています。ZINEやリトルプレスに興味があって、少しずつ制作をすすめています。

ZINE販売場所のお知らせ

5月以来の更新です。 自作のZINE「小箱の町」は以下のサイトで販売中です。 minne 「小箱の町1」「小箱の町2」 creema　「小箱の町1」 MOUNT ZINE　「小箱の町1」 MOUNT ZINEは東京都世田谷区駒沢2-40-6にお店もあって、こちらでも販売されています。 こちらのお店には、前に電車を乗り継いで訪問したことがありますが、たくさんの個性的でステキなZINEが置かれていて興奮しました。一度にたくさんのZINEが見られるので、好きな人にはたま

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    • ZINEが完成しました

      コロナ禍でGWはどこにも行けず、ひたすらZINEの制作に没頭しておりました。 そのかいあって、この度やっとこさ完成することができました。 自分で印刷製本するって、けっこう地味に大変な作業なんですね。 そのうちオンデマンドなども経験してみたいと思っています。 でも自家製本を企画から完成まで一人で行い、感無量といいますか、楽しい時間でした。 今後は「小箱の町」２，３と続く予定ですが、他にも企画しているものがあるので平行して制作していくことになると思います。 ZINEはハンドメイ

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      • 求人広告

        新聞にこんな折り込みが入っていた。 　　★★ 求ム　雑用スタッフ ★★ 【勤務時間】陽の出ている間 【仕事内容】屋敷の掃除・電話応対・郵便物、宅急便の受取り等 【給　　与】相場の五割増し（交通費込） 【資　　格】守秘義務を守れること 　　　　　　無宗教であること 【待　　遇】毎年10月31日に慰安旅行有 【注意事項】地下室には絶対に立ちいらないこと 【受付】深夜零時～　※面接は当館にて行います

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        • N夫人との昼食

          「庭のお花がきれいに咲いたのよ。久しぶりにお昼を一緒にいかが？」 　春先、Ｎ夫人からランチのお誘いをうけた。 　自宅に美しい庭を持つ夫人だが、半年前に離婚をしてからその家に一人で暮らしていた。 　電話の声が変わらずお元気そうだったので、私も快諾した。 　昨年以来訪れていなかったが、窓辺から見える庭は光にあふれ、よく手入れされた色とりどりの花が咲き乱れていた。 「どうぞこちらに座って召し上がれ」 夫人の声に振り返って、私は呆然と立ちすくんだ。 食卓の上には、花ばかりがぎっしり

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          励ます会

          友人に呼び出され、とあるレストランでランチをとることになった。友人は予約していたらしく、すぐに個室に案内された。 「生徒達で先生を励ます会を開こうと考えていて……」 聴けば友人の英会話の先生が、先月最愛のお父様を亡くされてからずっと元気がないらしい。 「お店のホームページで見てきたんだけど、どう？この大きさの丸テーブルがピッタリじゃない？」 　交霊会の下見に連れてこられたようだ。

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          励ます会

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          訪問者

          トン、トン…　トン、トン… キッチンの扉をノックする音。 「遅れてごめんなさい。早く中に入れてちょうだい」 この日は友人３人をお茶に招いていた。 「寒いわ…なぜ開けてくれないの？」 トン、トン……トン、トン…… 私は震える手で、ティーポットから熱い紅茶を注いだ。 トン、トン…トントントントントントントントントントン 玄関に貼ったお札は役に立たなかった。

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          訪問者

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          すべてが現実、すべてがまやかし

          　私が暮らす町への入り口です。 　小さくてもとびきり楽しい町ですよ。 　おや？今日は怖い門番がおりません。 　それならば内緒で、こっそり遊びに来てみませんか？不思議な体験ができるかもしれません。 　ただし一つの約束事をお守りください。 　この町で見聞きしたものについては、決して口外なさいませんように……

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          すべてが現実、すべてがまやかし

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