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【水腎症】医療的ケア 腎ろうの固定

乳児次男が腎ろうになってはや数ヶ月
腎ろうのケアにも慣れてきたのでレポートします。

“腎臓で作られた尿は、腎盂に集まり尿管を通って膀胱にたまり、膀胱にたまった尿は尿道を通って体外に排出される。 尿路結石や腫瘍等で尿管に通過障害が起こった場合等に、側背部より腎盂へ腎盂バルーンカテーテルを挿入し、尿を排出させることを「腎ろう」という。”
             福岡県薬剤師会より引用

目的

まぁまぁ割とそんな情報は転がってないもので、
次男が腎ろうとなったとき、とにかく情報がネットからは取得できませんでした。
胃ろうは介護系でよく見るんですけど。

なので、ある日突然「子供が腎ろう」と言われたペアレントの為に、腎ろうの日常ケアって何やんの?
何が必要なの?
ってことをイメージできるような記事にしたいと思います。

(注意:医療従事者の指示のもと習熟してますが、私自身は医療従事者ではありません)

準備するもの

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a.剥離剤
b.清拭剤
c.エスアイエイド
d.エラストテープ
e.化粧用スポンジ
f.(肌荒れの場合)医師から処方してもらった塗り薬

事前準備

<ケアする人の身支度>
手洗い、アルコール消毒

<テープ準備編>
清潔なハサミで
↓のような感じで切ります。
机が汚いことに対してはノークレームでお願いします。

<シャワーで身体を綺麗にする編>
1.まず固定つけたまま通常シャワーで体の汚れを取ります。拭きます。
(次男は湯船不可ですがそれはその子によってですこ)

2.エラストテープで固定されている固定部に対し、もし剥がれにくければa.剥離剤をテープに湿らせながら、ゆっくり剥がします。
★いきなりバリっとはがすともれなく赤くなります!

3.管が出ている箇所とその周りをb.清拭剤でトントンと綺麗にする。日によっては結構臭い。へそごまみたいな匂い。

4.肉芽ができていたり赤くて汁が出てたりしたら、医師から処方してもらった薬を塗る。
息子はリンデロンVGでした。
★予防的には使わない!必ず医師の指示のもと!

なお、私は怖いのでこのやり方ですが、固定を外してシャワーで洗う派もいるそうです。
そこは、医師や看護師とご相談してご自分に合ったやり方を。。。

いざ

きもちは常に
「肌から管を垂直に」

1.cエスアイエイドを管がたつよう貼る。

2.d1エラストテープを体に対して横になるよう太い方から貼り付け、細い方は片方を肌に片方を管に巻きつける。
★この時垂直であると肌トラブルを回避できる。
★この作業をつるまきと言うが、これが一番大事らしい

3.eスポンジのくぼみに2の根元が来るよう囲い、垂直になるようにする

4.d2エラストテープでスポンジがぴろぴろしているところを仮止めし、d3エラストテープでスポンジを土台に固定

5.d4エラストテープで管をスポンジ部分に仮止め

6.d5エラストテープでスポンジと土台部分をぐるっと一周肌に固定

8.管に余裕を持たせて半円を描き、d6を使って肌に固定
9.管下からd7を挟み込むようにして固定

ロンパースの横からだして、かぼちゃパンツをはけば、じんろうは外に出ないので引っ張ることもありません!

ハイハイボーイ戦闘姿の出来上がり!(寝てるけど)

後書き

長期入院したんか?ホントに?ってぐらいよく動くので、つるまきやピロピロが少しでも甘いとすぐ肉芽ができます。

よく動くので、もちろん固定の時は裸の彼を追いかけながら固定してます。
気持ちに余裕がない時は、寝てからでいっかと思ってます。

バルーン注水、導尿や肌ケア編は気が向いたらまた書きますー。