【岡田久美子選手】身体が柔らかい人の歩き方。歩くコツは歩くプロから学ぶ。【競歩】

こばです!

今回は「身体が柔らかい人に有効な歩き方」の解説です。
参考にしたのは 競歩日本代表 岡田久美子選手


岡田久美子選手の特徴


・ 高校時代から身体がクニャクニャで柔らかく、怪我も多かった。

・ 一見キレイに動いているように見えるけれど
力強さがなく、長い距離に耐えられなかった(歩けなかった)

☆ 今は関節を締めて力強く歩くことに取り組んでいる

https://www.youtube.com/watch?v=jkU-MCmfKDc

岡田選手は身体の柔らかさに由来した悩みを持っていらっしゃる。
それを関節を硬く締めて歩くことによって対策されている。
というのが分かりますね。

この身体の柔らかさは、症状としても現れやすく
主に下記の悩みの方にも共通しやすい話だと思います!

  • 外反母趾

  • 扁平足

  • 浮き指

足を後ろから見た時、足が内に大きく傾くローアーチの人ですね。

身体の柔らかさを測る


ちなみに、「身体が柔らかい」というのは
東大式関節弛緩性テストである程度把握できます。

これは「筋肉の柔軟性」よりも「靭帯のゆるさ」に重きをおいた
いわゆる「関節のゆるさ」から全身の傾向を見るものです。
手の親指が腕につく人は特に該当しやすいでしょう!

岡田選手が大事にしていること

動画でこのように語られています。

  1.  骨盤を前傾させる

  2.  腰椎を前弯させる

  3.  肩甲骨を寄せる


これらを維持するトレーニングによって
フニャフニャではなく、地面の反力をもらうために関節を締めたりすることが大事だそうです。


関節を締める

関節を締める前は

  • 姿勢が悪く、常にねこ背

  • 怪我も多くつねにどこか痛い

  • 足首もゆるゆるで捻挫も多かった

関節を締めて伸展トレーニングで改善してきている。
また、このようにも言われています。

関節を締めたことによって「ゆるゆるだった身体がギュッと締まって怪我防止になる」

柔らかすぎる部位を締めて、硬い部位は柔らかくすることが大事。

https://www.youtube.com/watch?v=bHOvGzV9Ak0

〇〇だけする!という一辺倒ではないということですね。

とくに「骨盤を前傾させる」ことでねこ背が解消され
身体の伸展を感じ取れるようになったそうです。

ちょっと難しいですね!
これをちょっとかみ砕いて見てみると

骨盤を前傾させると、運動連鎖が発生します。

※運動連鎖とは、ある関節が動くことで
隣り合う関節も同じように動いてしまう連鎖的な動きです。
肩を内に捻ったら、肘も内にひねり、手も内を向くように
止めようのない身体の動きです。

骨盤を前傾させることで起こる連鎖は

  • 前弯の増加(腰椎伸展)

  • 膝が伸びる

  • 前足部の回外

※あくまでも教科書的な教えです。
運動連鎖から逸脱することは多いし個人差はあります。
絶対的な指標ではありません。

身体が柔らかいことで起きやすい

  • 膝の曲がり

  • 股関節の曲がり

これらに対抗するために骨盤から対策をされたのかなと思います。
骨盤の前傾で伸展を感じた!というのも何となく繋がりが見えてきますね。

肩甲骨の寄せ方

簡単な方法はここで解説しています。


まとめ

骨盤回りの見直しによって、同じようなお悩みの方は
良いきっかけになるかもしれませんね。

もちろん、人の身体は十人十色。


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