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多分これが一番足に合う横アーチパットの作り方。

こばです。

義肢装具士の国家資格をもち
足のトラブルを解決する専門の靴屋です。

今回の記事はとても長いのでご注意ください!

7000文字以上+動画17分+画像30枚以上
横アーチパットについて述べたもの
義肢製作所に伝わる門外不出の正攻法+わたしの思う王道のmixです。


今まで様々な悩みを抱えるお足を見てきました!
それを様々な靴とインソールで解決しているのですが、
最近ちょっと思うことがあります。

あなたのインソールなら歩けます!


お客様から頂いた言葉なのですが本当に嬉しいです。大変光栄でありがたく、のっけから手前味噌を塗りたくっているのですが、ある疑問がずっと頭にありました。

他でインソール販売をされている多くの店と
わたしのインソールは何が違うのだろう?

病院や専門店としてフルオーダーで1からインソールを作られているところはたくさんあります。しかし、それが合わない。加工調整をしたわたしのインソールだったら大丈夫!というお声を頂きます。

わたしのインソールは基本的には加工調整が主です。
製作というよりもリフォームに近く、その人の足やカラダに合うように元々靴についているインソールを加工しているのです。

フルオーダーメイドよりも安く、時短なインソールの方が効果のあった要因は何なのだろう(2回めの手前味噌ですみません)。と考えていた時にある記事に出合いました。

それがこちら

現生人類では、足の剛性の40%以上が、この横アーチによるものだという。

報告があるのですが、はっ!としました。

足の横アーチを支えるパットはわたしが特に力を入れて製作をしている部位です。様々な仮説と根拠を元に製作しているので、非常に自信があります!

この報告が正しければ、わたしのインソールのキモは足の傾きや土踏まずを整えるものではなく、個人に合わせて横アーチを支えるパットによるものである可能性が高いように思うのです。

一般的な商品でも、土踏まずの高いもの、持ち上げ位置が適切な商品はあります。しかし、足の横アーチを適切に支えるものは少なくとも市販では見たことがありません。それは、商品と足の関係性が影響しています。

足は左右で形やサイズが異なる【非対称】です。
しかし、市販の商品は基本【左右対称】です。

ただでさえ横アーチを支える適切なパットのついたインソールが少ないのに、さらに対称、非対称問題で合わないのであればそりゃ巡り会えませんよね。また、横アーチのパットは位置がズレたらそのまま痛みや大きな違和感に直結します。

蹴り出しを行う足の指のつけ根ふきんにおくパットなので、相性問題が非常にシビアです。こういう問題もあって市販では中々攻めた作りにはしにくいのです。

そして、義肢装具士なのでインソール製作の方法が載っている書籍などはそれなりの数持っているのですが、横アーチを支えるパットに関しての記述は比較的少ないです。

こんな感じでここからここまで扇形に削って!などはあるのですが
よく考えたらややアバウトであり、合わない人もいるなぁという結論にたどり着きました。

わたしが義肢装具士として、義肢製作所に勤務していた頃。一子相伝のようであり、基本的に他所に漏れない義肢製作所に代々伝わるインソール製作の方法も試したのですが部分的にイマイチでした。

そんなこんなで解剖学の教科書とにらめっこして頭を捻らせ、義肢製作所に代々伝わる方法やらなんやらをミックスした結果できたのが、わたしの今行っている横アーチパットの製作方法です。

これは、個人的にとても合理的であり、気に入っている方法で
真似されたらわたしの唯一の強みが薄れかねない情報です。(結構ガチで)

わたしの頭の中で完結した方法なので、検索しても絶対に出ない情報です。なので、出し渋りますが

誰でも、的確に、足の変形があっても、確実に
足の横アーチを支えるパットを作れる設計図。


であると自信はあります。

本文では初めての方でも作れるようにパットの削り方も載せていますが
パットを置くための設計図がメインです!

※注意
人によっては最低でも約110円分(100円ショップで買えるものです)
準備していただくものがあります。

少数ならいいだろう。という甘えと承認欲求と
わたしのこの考えはどう受け止められるのだろう。

という期待感とで筆を走らせています。

気分で出しているので、気分によって閉じる可能性が高いです。
手前味噌(3回め)ですが、以下のようなお返事を頂きました。
ありがとうございます!

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