こばかな
「べき思考」との付き合い方
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「べき思考」との付き合い方

こばかな

こんにちは、こばかなです。THE COACHというコーチング企業の代表をやっています。

今回は誰にとっても身近な「べき思考」との付き合い方の話をしてみようと思います。

べき思考というのは、たとえば「安定した仕事に就くべき」「20-30代のうちに結婚すべき」などの声のことで、周囲からも自分の中からも聞こえてくることがあると思います。

個人的にこれらの声には、パターンがあると感じたので、まずはそこから考えてみましょう。

「べき思考」の3つのパターン

人が「べき思考」にとらわれる瞬間をパターン化すると、次のA、B、Cの3つに分けられると思っています。

Aは、乗り切った先にワクワクが広がっているパターン、いわば「希望のべき」です。たとえば「第一志望校に合格するために、苦手な数学を勉強すべき」というとき。この「べき」はたしかに苦しそうですが、それを乗り越えてずっと憧れていた学校に進学できると想像したら、ワクワクすると思います。

「希望のべき」の例
・レギュラーになるために、毎日練習すべき
・世界一周に行くために、貯金すべき
・痩せるために、ランニングをすべき

Bは、乗り切った先にワクワクすることがないパターン、「常識のべき」です。常識にとらわれていることによって起こる考え方です。

たとえば昇進してマネージャーになり、「マネージャーなのだから誰よりも働くべき」と考えるようになったとします。この場合の「べき」は自分の内側から湧いてきているというよりも、「そうするのが”普通”だから」という常識からきていて、乗り越えた先にもワクワクは待っていなさそうです。

一般的に「べき思考」と言われたときに思い浮かぶイメージは、この「常識のべき」なのではないかなと思います。

「常識のべき」の例
・安定した仕事に就くべき
・30歳までに結婚すべき
・就職したら実家を出るべき

Cは、乗り切らないと成り立たないパターン、「最低限のべき」です。それらをしないと自分の目の前にあることを乗り切れないようなケースは「最低限のべき」と言えそうです。

自分の「べき」は何に当てはまる?

繰り返しになりますが、「べき」思考は必ずしも悪いものばかりではありません。特に「希望のべき」は、それを乗り越えることで未来のワクワクに近づけるので、むしろモチベーションになるケースもあります。

「べき」を苦しく感じてしまう理由は、その先にワクワクする未来がないにも関わらず、思考停止のままとらわれ続けてしまうから。もしくは自分の持つ「べき」がどのパターンなのか自分でもわかっていないから、なのではないでしょうか。

そこでここからは、自分の持っている「べき思考」がA、B、C、どの「べき」に当てはまるのか見極めるためのワークを紹介したいと思います。

1.「べき」と感じるものを書き出してみる

まずは今自分の中にある「べき」と感じるものを書き出してみましょう。小さなものでも、まとまっていなくても大丈夫なので、頭の中に出すものを洗い流すようなイメージでやってみてください。

2.書き出した「べき」を分類してみる

次は、書き出した「べき」が先ほどお伝えしたA・B・Cのどれに当てはまるか考えてみましょう。

(おさらい)
A:希望のべき(乗り切った先にワクワクがある)
B:常識のべき(乗り切った先にワクワクがない)
C:最低限のべき(乗り切らないと成り立たない)

3.分類できなかった「べき」を極める

おそらく、迷わず分類できた「べき」と、これはどっちだろうと迷った「べき」があると思います。うまく分類できなかった方は、この問いを自分に投げかけてみてください。

「それを乗り切った先にどんな未来がありますか?」

そのとき湧いてくる気持ちが、A・B・Cのどれに当てはまるかのヒントになります。

この問いでも迷った場合は、こちらの問いも試してみてください。

「それをまったくやらないとどうなりますか?」

きっと、A、B、Cどれかに当てはめられるはずです。

それぞれの「べき」に対しての、おすすめの付き合い方

「べき」の分類ができたところで、それぞれの「べき」に対してのおすすめの付き合い方を紹介したいと思います。

A「希望のべき」:ビジョンをイメージして原動力にする

ここまでお伝えしてきた通り、Aはモチベーションにもなり得る「べき」ですが、日々取り組んでいるとどうしてもつらくなってきてしまうこともあるのではないでしょうか。そんなときは、このような問いを使ってビジョンをイメージしてみるといいと思います。

「それが達成されたときどんな気持ちになっている?」
「いつまでに達成したい?」

いつまでに何をやって、どんな状態になっていたいのかを改めて考えることで、「べき」を乗り越える力になります。

B「常識のべき」:「べき」でなにを守ろうとしているのか考え、何もない場合は手放してみる

Bの「べき」の場合、そう思っている人は実は自分ではなく、親、同僚、友人、世間などの他人である……ということもあります。そのことに気づいてもなお「べき思考」から抜け出せない場合には、「べき」を貫くことで何かを守ろうとしている可能性を考えてみましょう。

たとえば、大切な両親を笑顔にできるのかもしれないし、自分の成長を感じられるのかもしれません。

一方で、何も守ろうとしていないけれどただ漠然と「べき」と思っているケースもあります。その「べき」が、大切なものや未来につながっていないとしたら、思い切って一度手放してみるという手もありです。

C「最低限のべき」:視点を変えて割り切ってみる

Cの場合は、それ自体をなくすことはなかなか難しいと思います。そこでおすすめなのが「期間限定のCだ」「どうせやらなければいけないことなのだから」と割り切ってみることです。

たとえば「家賃を払うために嫌いな仕事でもすべきだ」という「べき」がある場合は、「嫌いな仕事を続けるのは1年まで」と期限を決めることで、ステップアップのきっかけになる可能性もあります。嫌いな仕事も、「どうせやるなら面白さを見つけてみよう」と割り切ることで、思いもよらない楽しさを発見できるかもしれません。

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当たり前の話をしてしまったようにも思いますが、無い方がいいと思われがちな「べき思考」も、自分の人生にとってプラスに働くケースがあるということをお伝えできたのではないかと思います。

また、今は「常識のべき」「最低限のべき」と感じられることでも、付き合い方を見直すと、時間をかけて「希望のべき」に近づいたり、納得感が出たりすることもあります。今すぐなんとかしようと思わずに、心の中に置き続けても良いのかもしれません。

すべての「べき」を無くすのはかなり難易度が高いですが、このnoteが「べき思考にとらわれてしまう」とお悩みの皆さんの小さな助けになっていれば嬉しいです。

「べき」ともっと深く向き合いたい、自分の中にどんな「べき思考」があるのか探求してみたいと思う方にはコーチングがおすすめです。ご興味があれば、ぜひ公式サイトを覗きに来てみてください。

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㈱THE COACH代表取締役。コーチングスクールTHE COACH Academyの講師。 THE COACHのnoteはこちら→https://journey.thecoach.jp/