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【推し活】寄席へ行く!

9月12日 9月も中旬だというのに暑かった。しかも蒸し暑い。
8月は寄席にも行けず、笑いに飢えていたこともあり浅草演芸ホールに行こうかなと思っていたら夜の部は貸切。末廣亭は落語協会の定席ということで今回はパス。
(芸協育ちの落語ファンなので落語協会にはあまり行かないのであります。)

そこで、江東区毛利にある鈴座で行われる「りさらくご」に行ってきました。
今年の1月にオープンしたまだ新しい寄席。錦糸町からも徒歩圏内。
毎週月曜昼と木曜夜に行われる「りさらくご」は若手二ツ目の実力派の落語・講談がたっぷり三席聴けて1,500円と気軽に演芸を楽しめるのです。

この日の顔付

左から神田鯉花さん 三遊亭あら馬さん 三遊亭花金さん

今日の3人は落語芸術協会の若手二ツ目の落語家と講談師。
そりゃ、行きたくもなるわけです。今の芸協の若手は本当に面白い人、上手い人が多くて。ましてや、オイラの推しのあら馬さんがでるわけですから。

オープニングの3人揃ってのトークから始まり、「PTAのプロ」あら馬さんがNHK Eテレ「視点・論点」に出た話から始まり、鯉花さんの山登りの話と軽妙なトークが続き・・・

神田鯉花さん  講談「水戸光圀記 孝子丹頂の鶴」

水戸光圀。時代劇でお馴染み水戸の黄門様のお話。
さすがは人間国宝 神田松鯉一門。安定度抜群の高座でした。これで、経験重ねて赤穂義士伝をしっかりやるようになったら・・・。なんて考えると楽しみな講談師さんです。
これまで浅草とか末廣亭の高座は見ていたのですが10分とか15分高座なのでネタに入る前の「枕」をあまり聞くことがなく・・・。鯉花さんの「枕」結構面白い。
鯉花さんの兄弟子 神田伯山先生はTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」のあのノリで爆発的に「枕」が面白いのですが、鯉花さんは自らが持つ雰囲気から滲み出る
面白さがあって良かったのです。

三遊亭花金さん 落語「粗忽長屋」

浅草観音詣でに来た八五郎は、身元不明の行き倒れが出た現場に出くわす。
という場面から始まる粗忽話の代表作で寄席話の大定番。これね、ただ見ていると八五郎と熊五郎の粗忽ぶりが面白くて笑える話なんだけど、よく見ていると軽妙に進むが故に本当は難しい話なんだろうなと思うのですよ。
それをしっかり演じて笑いが取れる花金さんはやっぱり上手いのです。そして安定の高座が素晴らしいのです。

ちなみに、花金さんの師匠は 三遊亭笑遊師匠。The芸協とも言われる70歳を超えた大ベテランですが、推しを通り越えて私の大好物です。

三遊亭あら馬さん 落語「三枚起請」

ある町内の若い男3人が話していたところ、それぞれが馴染みの同じ遊女から起請文をもらったことがわかるところから始まる滑稽話。
この話、オイラ好きでしてね。最近はタイミングが合わずなかなか聴けず・・・。それがね、トークコーナーで今日のあら馬さんのネタが「三枚起請」であることを聞いた時から楽しみすぎてワクワクが止まらず。

あら馬さんは表情と声色、そして動き。ピッタリ話の中の登場人物に嵌るのです。特に表情と声色。滑稽話とか粗忽話ってね、それらが嵌ると本当に笑えるのです。
キャラクターが良いあら馬さん。話の面白さ・登場人物を表情と声色で表現しきって、しっかり笑わせることができるって最高でしょ。
だから好きなんですよ。あら馬さん。

年齢はオイラの一つ下。なんかね、あら馬さんが頑張っているとオイラもがんばれちゃう気がするのよね。元気もらえる気がするのよね。
だから、これからもオイラはついていきますよ。

ということでこの日の演目。

9月12日の演目

実はオイラ。寄席の夜の部に行くと何故か楽しくなって寝れなくなるのです。
子どもかっ!

ということで、今回はこの辺で。

鈴座Lisa cafe

鈴座Lisa cafe

住所:東京都江東区毛利1丁目2−10 1F
最寄り駅:東京メトロ半蔵門線/都営新宿線 住吉駅 徒歩5分
     JR総武線 錦糸町駅 徒歩12分
SNS: X @Lisacafe2023
          Instagram @lisacafe2023

近くには相撲の伊勢ヶ濱部屋もありますよ。

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