ビジョンに関する基本的なメモ(草稿)
■中長期に成し遂げたい事がある場合、ビジョンが必要である。
なぜか?
ビジョンがないと「判断基準」がなく「活動が散漫になる」にからである。
ビジョンがない場合→
・投入リソースや発信内容が「分散」してしまい価値提供が小さくなる
ビジョンがある場合→
・投入リソースや発信内容に一貫性、一方向にまとまるため価値提供が大きい
→チームであれば、リソースが同じベクトルを向いているのでの価値提供を最大化できる
■未来の姿(ビジョン)を考える発想の観点として
○フォーキャスティング(forecasting)
➡現在の傾向を延長し、その先に想定される未来を予測する。
→メンバー・関係者の支持や賛同を集めやすい
○バックキャスティング(backcasting)
➡「望ましい未来の姿」から逆算して「現在と未来」の線を引く
(差分を把握する)
→より革新的なアイデアに繋がりやすい
■ビジョンに関する言葉
・こうなりたい、という理想像
・変化への対応と基本の徹底
・壮大な理論(理想)
・ありたい姿
・「今を超えて、どこに向かうのか」
・自己超越的な目標
■ビジョンに関する著名人の言及
ビジョンとは「この指、とまれ」
松本 晃氏 by J&J日本法人社長、カルビー代表取締役会長兼CEO
■組織の中でビジョンにどう向き合う?
ビジョンに込められた理想の本質を
「組織成員が理解」し、「内面化」した上で 「自分の価値基準」とし、それに基づいて「行動できる」ようになるプロセスが不可欠
つまり、自分ごと化するプロセスとアプローチ
→継続した語り掛けと具体化する仕組みが必要
■ビジョンの浸透プロセス
・継続した語り掛け(背景・意図の共有)
-理解
-共感
・実現に向けた仕組み化
(具体的な活動に落とし込む)
-具体化
-実践
-成果/活動の評価
■自分ごと化におけるミドルアップダウン
出所:鈴木敏文『考える原則』緒方和行編 日本経済新聞社、2005
組織ごと大きくなった状態では、指示を出すことそれ自体が、全部抽象的にならざるをえない。
したがって、その抽象的に出た方針や指示を
それぞれ日常的に現場に密着している OFC(店舗経営相談員)自身が、
具体的な問題として、個々の店の状況に対応しながら展開していかねばならなくなってくるのです。
■継続した語り掛けのアプローチ
・発信(言葉や動画)
・グッズ化 (形から入るのもビジョン浸透の一つの手段
→理屈だけではなく、感性への訴求(分かりやすさ)
★まとめ
・ビジョンとは、将来ありたい姿
・ビジョン経営/運営とは、明確なビジョンがありそれに向かって組織が一丸となって進んでいく経営のこと
・ビジョンの浸透にはミドルアップダウンの活動が重要
■参考情報
https://www.projectdesign.jp/201405/designforpd/001356.php
中央大学ビジネススクールMBAエッセンス
「知識創造戦略とイノベーション」
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