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マイナンバー制度に関する誤解①

 これは一企業の手続き案内のようです。

 あるいは勤務先が業務委託している人事労務管理会社の案内でしょうか。

 保険証の作成のために会社に提出する「被扶養者異動届」にはマイナンバー記入欄がありますが、この記載は必須ではありません。つまりこれは民間企業がマイナンバー制度を誤解している事例で、マイナンバー制度の本質的な欠陥ではありません。

 マイナンバーなしで「被扶養者異動届」を提出しても返戻されることはありません。ただ、届け出側にその仕組みが理解できるように公報されていないのが現状であり、結果として企業側がこのような広報をしているということでしょう。

 またマイナンバーの照会業務は面倒なので、マイナンバーは必要に応じて勝手に回収できるという仕組みを敢て教えていないという見方も出来ます。いずれにせよ、109種類の組織が別々にマイナンバーを回収する謎システムそのものが見直されるべきであることは間違いありません。


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