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インド、ボンベイのPrajさんのレビューは割とシンプルに反戦小説、戦争の悲惨さを描いた作品だと見做しているようですね。浩さんが死ぬ場面など日本語ではかなりユーモラスに描かれているのですが、そのあたりのニュアンスは伝わっていないようです。それにそもそもタイトルの『趣味の遺伝』の話が見えていませんね。ただかなり長文で感想を述べているので、感動したのでしょう。
このように海外では色んな受け止め方があるのですが、そこには表紙のデザインなどの影響もあるのかもしれません。↓のデザイン夏目漱石の本の表紙としては日本だとあり得ないですよね。いや、乃木坂版なんてのもあるから、ありちゃありか。
米国の作家J.M. Hushourさんの見立てはパンチが効いていていい感じだそうです。この部分をもっと長くすれば、夏目はもっと輝くことができただろう。と作家目線で書いています。そこじゃないんだなーと感じますが、みなさんどうですか。主題は『趣味の遺伝』なんですよね。そこがJ.M. Hushourさんにも見えていない感じですかね。
Eadweardさんは感想というより引用ですね。第二次世界大戦中に再発見されたのだろうか。と書いているということは作品の説明って届いていないんですかね。検索すれば出てくるのに。でもなんとなく解ります。私も『趣味の遺伝』を最初に読んだとき、こんなものを書いて漱石は大丈夫だったのか、逮捕されなかったのか、と思いましたもん。
カリフォルニア州カンプトンビルのMargaretさんは、ある意味前の二人より読めています。第二章の話者「余」が戦場に臨場するところは混乱して当然、混乱しなきゃ嘘ですよ。
この手法、他には村上春樹さんの『ねじまき鳥クロニクル』でしか見た記憶がないんですね。近代文学ではまず使われない手法です。新人賞応募作で使うとまずミスと受け取られて落選するでしょうね。面食らわない人はむしろそのことに気が付いていないということですよね。
真面目な話をしますとどうも漱石には本当に真面でないところがあって、それでこんな手法が使われたのではないかと私は考えています。そのあたりの話は根拠を示して次に書きますね。
naunsiyaming pag-ibigはタガログ語で9番目の愛を意味するらしく、「ナカビチン。」もタガログ語でwith the endの意味だとすると、最後は「ただただ残念である。要するに、ラストで」みたいな感じでしょうか。役に立たんぞDeepL。
しかし英語にタガログ語を混ぜるKim (moonscapist)さんは、フィリピン系アメリカ人ということなのかしらん。「魅惑のイチョウ」の葉が落ちることで寺に静寂が訪れる様子を細やかに描写するシーンは素晴らしかったとありますが確かに漱石の風景描写って見事ですよね。構図がしっかりしていて、
このシーンですね。確かに旨い。戦争ラブストーリーがあれば、もっと読み応えのある小説になった可能性があったと思うと、残念で仕方がない。というのはやはりJ.M. Hushourさんのこの部分をもっと長くすれば、夏目はもっと輝くことができただろう。と同じく通俗性を求める意見ですね。本当にそこじゃないんですけどね。戦争で引き裂かれた多男女の話ってそんなに読みたいですかね。もうこすられまくって擦り切れていませんか。
タイ、バンコクのKyle Dさんは、冒頭の戦闘シーンがお気に召さなかったのかしらん? 気品に欠ける。というか戦争ですからお上品ではないですよね。繰り返しが多く、というのも意外な印象ですね。日本語だと「草枕」はかなり凝った文体で「坊っちゃん」はかなり読みやすく『趣味の遺伝』はまあ、両方混ざった感じかなと思いますが、実際にグーグル翻訳してみた時、「黒繻子の帯」「二百石取りの侍」「慷慨家」「黒紋付に八王子平」などそのまま訳せない語がたくさんあるのと、
……みたいに専門知識を要する部分があるのとで、確かに読みにくいんだろうなという感じはしたのですが、それで言えば『草枕』も『坊っちゃん』も同じことで、
なんてどう訳すのDeepL君
おいおい、随分端折るな。
中国生まれのライター、編集者、メディア事業家(ワシントン、ニューヨーク、ボストン)、英語教授(ボストン)のSam Schulmanさん、すごいぞ。ほぼ完ぺきじゃないですかね。
だって私の最初の夏目は、ってありますよ。この人だけですね、ちゃんと筋が解っているのは。息子か孫が先祖からあるタイプの女性に惹かれることを受け継ぐ、受け継がれるのは味覚ではなく、Xの祖先とYの祖先の間の実際の魅力であり、Xの子孫とYの子孫の間で繰り返される。はいはい、この奇妙な着想が理解できていないと『趣味の遺伝』を読んだことにはなりませんからね。
1905 年の日露戦争への熱意の欠如という自戒を、ある種の皮肉をもって扱っているのである。注)本書は、批評家が望むような単純な「反戦小説」ではない。いや、文句なしです。恐れ入りました。
アメリカのAndres Eguigurenさんは探偵小説のようでもあり、恋愛小説のようでもある。と受け止めたんですね。で、より親しみやすかったんですか、そうですか。難しくはなかったんですかね。
マレーシア・プチョン市のLeng Fsさんは、このレビューで星四です。マレーシアだから日本びいきなんですかね。日本帝国陸軍の誇りにかけてバンザイと叫んでしまう人は、もう日本ではなかなか見かけませんからね。
前半と後半が全く違う感覚というのはその通りですね。結末はダラダラしていて、早く終わらせたい感じ。うーん、そうですか。まあ『坊っちゃん』なんかに比べれば間延びしていますかね。
Novia Rozetさんはラルクアンシエルと亀の好きな作家さんです。それにしてもどうしたDeepL、訳がちょっと雑になっているぞ。前半は、戦争と、戦争が残された人々に与えた残酷さを語っていたが、後半は、戦争と、戦争が残された人々に与えた残酷さを語っている。これ違うだろ、めんどくさいから直さないけど。
「わあ、この本は美しい」ということだ。最初はゆっくりとした展開でしたが、最後は美しく締めくくられました。は翻訳のテイストなのかな。日本語だとそれほど美しいという感じではないですよね。
Henrikhusさん、そりゃ題名だけで描けるレビューですがな。
全体を見回してやはりSam Schulmanさんのレビューが頭一つ抜け出ていますね。初見でこれだけ読めるとしたら凄いことです。正直、私は初見では筋が追えませんでした。
ただ皆さん繰り返しますがこの『趣味の遺伝』に出てくる新橋の停車場は今の新橋駅とは別ですからね。ご注意を。