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デジタル庁は何をしていたのか?

 マイナンバーカードの審査が顔加工アプリの写真を使っても通ることは、「デジタル行革アイデアボックス」を通じて報告済みでした。

 しかしデジタル庁は一切対応無し。

 そもそも生体認証に関する法的整備もありませんでした。

 法制度と技術の両方に理解のある職員が皆無だったという証拠です。

 世界では両極端で虹彩認証を前提にしたインドのアドハーがあり、一方で多くの国が交換不可能な生体認証を問題視しています。日本は議論のないままなし崩しに採用され、警察のシステムなどにこっそり利用されています。

 そして結果として、

 これが現状です。

 今更こんな状況です。

 いいですか。普通のカード―リーダーなら300円くらいで配布出来ます。顏認証機能付きカードリーダーは一万円近い値段がします。これ税金で賄われます。

 なんか無駄ではないですか。

 議論、法整備、技術開発、実装の順番じゃないんですかね?

 現在警察はかなりの数の顔データを持っている筈ですが、これ悪用されませんかね?

 あるいは違法に使用されていませんかね。

 そもそも現行の使用は合法ですかね?

 今「防犯カメラ映像」に関する法的規制はほぼないですよね。警察は落とし物を拾った人の指紋まで集めてデータベースを作ろうとしています。

 指紋記録には「犯人」とか「関係者」の区別がありません。警察官は兎も角指紋を集めるのに必死です。陰謀説はこんなところから生じます。

 国が信用できないという人は単なる馬鹿ではありません。

 顔加工アプリを通してもマイナンバーカードを作れる仕組みを考えた人が馬鹿です。

 ここからねじれたのか。

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